第33話

過去編 ①
16,720
2021/01/31 02:00




























今日から中学生になる。


























自己紹介で、なんて言おう。












私得意分野とかないからなぁ。














そう思っていたら、前の子に声をかけられた。












家入 硝子
名前なんて言うんだ?








活発そうな女の子は、硝子ちゃんと言った。














近江 あなた
近江あなた。よろしくね硝子ちゃん












すると隣の奴がでかい声でこう言った。














五条 悟
うげぇ、友情交換してるヤツらいる。きも











……こいつはたしか。













五条悟。隣の小学校だったけど、











有名な問題児だったらしく、











噂は耳に入っていた。












夏油 傑
そこまで言う必要ないだろう悟。
五条 悟
傑ー、女子ってこうだからキモイんだよな











私達の前ででかでかと悪口を叩く五条。













凄く腹が立った。














近江 あなた
馬鹿だから友情の事何も知らないんだ………
家入 硝子
……ブッ‪w‪w‪w‪w‪w
五条 悟
……あ゙?
近江 あなた
口悪。そんなんだから友達いないんじゃない?
五条 悟
俺いつ友達いないって言った?‪w‪w‪w
近江 あなた
だって有名な問題児じゃん、五条って
だから私らの耳にも入ってきてたし
近江 あなた
問題児って友達居ないでしょ
五条 悟
何の理由にもなってねー‪w‪w‪w‪w
五条 悟
あと俺傑が友達だから‪w‪w‪w
近江 あなた
1人じゃん
五条 悟
そいつとずっと仲良くしときゃあいいんだよ










うざ、と舌打ちまでされた。
















とっても鬱陶しい。














夏油 傑
まぁまぁ。……私は夏油傑。よろしく
近江 あなた
よろしく、夏油くん
近江 あなた
大変だね。こんな馬鹿と友達になっちゃって












そう言って前を向く。













五条にバコっと頭を叩かれた。














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