また、この日が来てしまった…。
私「お腹痛い…辛い、、」
和「あなた、どした?」
私「えっと、女の子の日、」
これを言うのは恥ずかしいけれど、とても心配そうに見詰めてくるから
ちゃんと答えなきゃ、.
和「あー、そっか、そっか」
「暖かくしような?」
そう言って私の背中をさすってくれるのは
隣に住んでるお兄ちゃんの和くん.
幼稚園の頃から仲良くしてくれて、私の初恋を奪った人.
昔はよく、どうして和くんに追いつけないのって泣いたっけな…笑
和「あなたココアでいい?」
私「うん、ありがとう、笑」
和「ほんとに、女の子って大変だよね、」
「なんか他にして欲しいことあったら言って?」
私「うん、!」
和くんは昔からとっても優しくて、何よりも私のことを1番に考えてくれる.
本来なら今日はテストに向けて勉強を教えてもらうはずだったんだけどな、、
私「ごめんね、和くん、迷惑かけちゃって」
和「なーに、言ってんの、笑」
「もっとお兄ちゃんに頼っていんだから」
そう言って頭を撫でてくれた.
和くんに撫でてもらうと安心出来る、やっぱり好きだなぁ…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。