おそ松side
バカだ、俺……
あの場から(前のお話参考)去ったはいいものの、あなたと席隣じゃん……
……気まずっ!
キーンコーンカーンコーン……
んでチャイム鳴ったし!
英語って眠いよなぁ……
まあ、どれも眠いけど英語の眠さはヤバい
しかも俺寝不足だし……
もう眠いんだけど……
後から友達に聞いたんだけど、早速俺は寝てしまったらしい
ツンツン……
バシンっ!
やっべ、寝てたし……
てか今あなたが起こしてくれた……?
あれ、英語で『あなたはどこの出身ですか?』って、なんて言うんだっけ……?
そう言ってあなたはノートに字を書いた
綺麗な字だった
『Where are you from?』
……なんだこれ、暗号?
あ、答えか
……何て読むんだっけ!?
情けないと思ったけど、ついあなたの方を見た
あ、目が合った
うわ、恥ずっ
朝はあんなに酷くしちゃったのに
何でだろ
俺が困ってたら
あなたは優しく教えてくれたのは
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。