3人で大きなショッピングモールに来た
美月ちゃんは凄く嬉しそうでルンルンしている
その後色々と服やアクセサリーを見て周り
お昼になりフードコートでやっと休憩になった
そう言うとスッと立ち上がり
ハンバーガー屋さんに歩き出した
小走りで追いつき横を歩く
結局ルイはたつきが注文している間に1度戻る事に
よく見たら美月ちゃんの隣と前のイスに
見るからにガラの悪い男2人が座って
何やら話しかけていた
急ぎ足で近づくと声が段々とハッキリ聞こえてきた
そう言うと立ち上がり美月ちゃんの腕を引っ張り始めた
慌てて駆け寄り男の腕を掴む
美月ちゃんの方を向き声をかける
そう言いムッと相手を睨む (見上げながら)
今の一言で無性に腹が立ったようだ
人を見下し 嘲笑うかのような表情が一気に
鬼の形相になった
そう言うと握りしめた拳を
自分の顔の横まで上げ
思い切りこちらに殴りかかってくる
まさかこんなに急に殴りかかってくるとは
思ってもなく反射的に目を瞑った
....が、痛みが頬に走ることも
別の場所への衝撃も無かった
恐る恐る目を開けると
相手を睨みながら低い声で
俺には見せたことの無い
相当怒った表情の先輩がいた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!