第8話

過去の恋人 たつきとの近付き2
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2020/05/23 00:18


〜慎太郎side〜




俺はいわゆるゲイだ


幸い大学でも大きな差別をするような人も
ほぼ居なく

恋人のルイと幸せに過ごしている


でも最近ルイの機嫌が悪い気がする、、


なんでだろ、




高木
あ、おーい加川く〜ん!
慎太郎
高木先輩!
おはようございます!


高木先輩は誰にでも優しいし
最近はよくご飯に誘ってくれるいい先輩だ

高木
今日教授に手伝い頼まれてたよね?
慎太郎
はい、それがどうかしました?
高木
あれ、やっぱり大丈夫に
なったからって
伝えておくよう言われたんだ
慎太郎
そうだったんですか!
慎太郎
ありがとうございます!
高木
それでさ、暇になったついでに
2人で飯食いに行かない?
慎太郎
あー、そうですね...
高木
あれ、乗り気じゃない?
奢るからさ!
高木
行こーよ!
慎太郎
そう...ですね!行きましょう!


ルイに...手伝いあるって言っちゃったしいいよな


         ━━━━━━━━夜━━━━━━━


高木
俺さ、加川くんの事結構好きだよw
慎太郎
え...
高木
みんなに気配れるしさ
頼まれたら
断れない性格ぽいし
高木
恋人も大切にできる
いい後輩だよ!
慎太郎
あ、あ〜!なるほど!
高木
なるほど??
慎太郎
あ、いやなんでもないです!
慎太郎
ありがとうございます!w
高木
??....いえいえw


一瞬告白されたのかと思った...//

なんでドキドキしてんだよ...///
高木
じゃあそろそろ帰ろっか?
慎太郎
そうですね、ご馳走様でした!
高木
いえいえw
また食べに行こうね
慎太郎
はい!
高木
 2人で
慎太郎
え?
高木
ん?いや、なんでもないよ
そう言って高木先輩はフッと笑う


高木先輩の笑った顔はカッコイイなと、不意に思った




なんだか気分がいい、早く帰ろう




ガチャッ


慎太郎
たっだいまぁ〜ってあれ?
ルイ〜?


電気がついてない真っ暗だ


そう思いながら電気をつける
慎太郎
おーい、ルイ〜?いないのかー?


一瞬隠れているのかとも思ったが
気配はなかった


出かけたのかな?







コンコンコン


こんな時間に誰だ?



慎太郎
はーい?
あ、えっと誰だっけこの先輩
えーと、隣の部屋の〜〜.....
慎太郎
あれっ、えーと、
そうだ!黒川先輩!
慎太郎
どうしました?
慎太郎
っていうかルイ知りま
たつき
佐々木なら俺の部屋で寝てる

「知りません?」そう聞こうとしたが...


途中でさえぎられた



慎太郎
え....?
えーっと、それってどういう....



寝てる?なんで?このおとこの所で?


たつき
........
たつき
熱で自販機の前でうずくまってて
部屋まで連れてったけど
寝ちゃってたから
俺の部屋にとりあえず連れてった




段々と頭に言葉が入ってきた



慎太郎
あっ、あ〜!なるほど
慎太郎
ありがとうございました!
慎太郎
それじゃあ俺部屋まで
連れていくので
お邪魔してもいいですか?



早く連れて帰ろう



たつき
....いや、わざわざ連れてって
起こしたら可哀想だから
今日は俺の部屋でいいよ




.........は?



慎太郎
....いや〜でもっ
たつき
それじゃあおやすみ
慎太郎
えっ...ちよっ



バタン!





そういって勢い良くドアがしまった














































慎太郎
なんなんだよッ

















低く怒りを含んだ声が部屋に響いた



















慎太郎
もう寝よ....
慎太郎
ルイの部屋で寝てても怒らないよな...?



バフッッとベッドに寝転がる



慎太郎
〜〜〜!!!!
慎太郎
なんだよあの人!
慎太郎
ルイは俺の物なのに....



はぁぁ...と深いため息をつく






ピコンッ
慎太郎
あっ!高木先輩からメールだ




高木 「今日は急に無理言って悪かったね」




『いえいえ!また行きましょう!』



高木 「うん、それじゃあおやすみ( ^^ )」





慎太郎
へへっ高木先輩は優しいよなぁ




いつの間にか瞼が重くなってきて眠っていた












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