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第3話

最初から見てた。〜エピローグ〜
やっと声をかけることが出来た。
だってずっと見ていたから。
本当にこの時を心待ちにしていた。


















貴方を毎日見てる。
毎朝、同じ電車に乗っていることも知ってるよ。
あと、私をずっと見てることもね。
それに気付かない振りをしているだけ。
貴方が毎朝の電車で私を見つめているけど、貴方はそれだけで満足しているの?


そう、気付かないふりをしているの。
だって私は貴方が勤務している会社、家族、交友関係、趣味、住んでいるマンションだって、部屋番号だって知ってる。全部知ってるから。
そんな私のことを、貴方が知ると引いてしまうでしょ。
だからいつも貴方に見つめられているだけで、声をかけられなかったのよ。


でも、やっとこの時が来た。
心待ちにしていた。

「あの!」

ずっと貴方だけを見つめている。ずっとずっとずっと。


私は笑った。

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気ままに書きます。 初心者ですが、楽しく書かせていただいております。 感想など頂けるとすごく喜びます。
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