🐥「ほんとに良かったの?笑笑」
『うん、全然笑笑』
🐥「なんかさっき、てひょん君すごく怒ってたけど……」
『あぁ、あれは ただ私に何か言いたいだけだから笑笑』
🐥「それだけかなぁ……」
『え?』
🐥「あ、いや笑笑」
そう、なぜここまで じみん君 が私を心配するかというと
それはつい10分前の出来事__
🦁「よし あなた、帰んぞ」
『あ、ごめん今日一緒に帰れないや』
🦁「え、なんで」
『今日色々あって班の実験最後まで出来なくて残ってやることにした。』
🦁「別にお前がやんなくたって……」
『だめ!!だって人任せにするのは良くないじゃん!!』
🦁「……分かった。そんじゃ、暗くなる前に帰れよ。」
『うん、ありがとう』
ということがありまして……
🐥「それじゃあ、さっそく実験しようか笑笑」
『うん!!』
その合図と共に私達は実験を始めた。
始めて5分も経てば、大体の実験ができた。
けれど、あと一つ残っているものがけっこう厄介で
火を扱うものだった。
私は油断したせいか
普通に火傷した。
『いッ……』
🐥「!!」
私の異変に早く気づいた じみん君 は私の手を持って水道へと行く。
慌てていたせいか、じみん君が私をバッグハグする体勢のままだった。
『ッ……』
🐥「大丈夫?ひりひりするよね……」
そう言いながら 優しく撫でながら傷を庇うように水に晒す じみん君。
いやぁ、優しいな((
『じ、じみん君…!!もう平気だから!』
🐥「……ダメに決まってるじゃん」
『え?』
🐥「こういうのはちゃんと処置しないと後でもっと痛くなるのに……」
『ッ…でも……』
🐥「僕が怖い?」
『……え』
🐥「大丈夫、なんにもしないから。」
『あ、うん……』
じみん君の言われるがままになる私。
しばらくすると 水道の水をとめて
🐥「あとは……」
とか言って 保健室やらいろんな場所に振り回される私。
私の処置もあったり、実験も最後までやらなくちゃいけなかったということもあり
なんだかんだいってめちゃくちゃ遅くなった私達。
じみん君は
🐥「もう暗いし危ないから送るよ。」
なんて言って わたしのこと送る気満々なため、ここは地雷を踏まないように一緒に帰ることにしよう☜いや何様
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!