第70話

chapter 68
1,643
2022/12/04 05:28
莉桜
じゃ、次は夏祭りやな!
バイト頑張ってなー
あなた
うん!ありがとう
時間とかはまたLINEしてほしい!
莉桜
ん!
莉桜はドアを閉め帰った。

今の時間は午前6時

2人とも午前中から用事があるって事で早朝の解散
あなた
家のことしてシャワー浴びて準備するかあ
私はそこから天気がいいので洗濯物出来るものは

一通り洗濯機に入れ込みその間に窓を開け

掃除機をかけたり拭き掃除までした。

隅々までしていると時間はあっという間に過ぎて

洗濯機が私を呼んでいる。浴室乾燥にかけるもの

外に干すものと分けたあと素早くそれぞれに干した
あなた
あ…
私は干しっぱなしになっていたものを畳み

クローゼットの下に入れようと思った時

目に入ったのは角名くんのTシャツとか下着類
あなた
私が好きって言っても大丈夫なのかな。
そっと角名くんの洋服の上に自分の物をのせ

眺めていると ピピピッとアラーム音がなった
あなた
え!もうこんな時間準備しなきゃ
時間は7時半前

仕込みから夏休みは入るため9時半出勤

2時間はあるけどシャワー浴びたりしてたら

なんだかんだギリギリ

急いで近くにある洋服を取りお風呂場に向かって

髪と体。掃除で沢山汗かいたからその汗を洗い流す
あなた
急げ急げ!!
急いで髪を乾かしていると

インターホンが鳴った

こんな急いでる時に誰ー!!って思いながら

オートロックを開け玄関を開けとりあえずドライヤーに

手をかけた。こんな時間に来るなら莉桜かな?

なにか忘れ物してたかな
角名
本当にさあなたは、危なすぎるから
あなた
え?!角名くん?!
角名
インターホンよく確認もしてないでしょ。
前もそうだったけど知らない人
だったらどうするの
あなた
ご、ごめんなさい…
角名
あとズボンちゃんと履いて
あなた
え?あ、えー!!!
バタバタしていたせいでズボンは履かず

上だけ着ていた。上に着ているものが大きいから

見えてはないと思うけど…けど
角名
そんな格好で唯一着てる服が俺のって
誘ってるの??
あなた
ち、ちが!!
角名
じゃあ、俺の事がそんなに好きなの?
あなた
えっ…
どうしよう。好きって伝えようと思っても声が出ない

前みたいに聞こえないとかいう距離でもないし

2人っきりだから
角名
まあ、別にいいけど
あなた
え?
角名
俺の洋服どこある?
あなた
あっ、あっち
角名
ん、ありがとう
角名くんは私の指さした方へ向かっていく

私はその間にズボンを履いて後を追う
あなた
今から全部持って帰るの?
もしそうだったら少し寂しいな
角名
うん
あなた
そっか…
角名
って言ったら寂しい?
あなた
え?
角名くんの顔を見ると少しだけ笑っていた
角名
どうなの?
あなた
少し、少しだけ寂しいって思った
角名
うん、顔に出てる
大丈夫持って帰らないよ
あなた
え?じゃあなんで??
角名
この中にサポーターの替えがあったから
家探してもなくてここかなって
ほらって見せてくる角名くん

なんだ…私は心底ほっとした
角名
今日バイト?
あなた
うん!
角名
何時まで?
あなた
確か8時半までだったと思う
角名
ん、わかった
あなた
ん?
角名
お迎え行くから待ってて
あなた
え!いいよ!大丈夫
部活で疲れてるのに
角名
いいから。じゃあ俺部活いくね
あなた
うん!いってらしゃい
私は角名くんを見送った

いまの行ってらっしゃいってなんか凄く

夫婦?みたい…照れる

角名くんもそう思っててくれたら嬉しいな
あなた
よし!バイト頑張ろ!
その前に準備急がなきゃ…
私は急いでまた支度を始めた

プリ小説オーディオドラマ