角名くんから名前を呼ばれ
何を言われるのか心臓がバクバクなってる
告白しようとは思ってたけど
無意識に出た言葉が告白になるなんて
バッと顔を見上げると角名くんは私をみて
ん?っと言う顔をしていた
聞こえてなかったんだ…
ほっとしている自分が居るのが悔しい
覚悟決めたはずなのに決めきれていなかったんだな
角名くんの意味深な発言
聞こえていたようにしか思えない
ちゃんと?
何も知らなくてあんなこと言ったのか…
本当に意味が無い発言だったのかな
角名くんは何を考えているんだろう
私はまた頭を抱えた
そして莉桜達のところに走っていった
双子くんはじゃあなー。と言いながら手を振り
角名くんは何も言わずに手を振っている
それに私達は手を振り返し少し走って駅に向かった
私達は走っていたのを止めいつの間にか
ペースを落とし歩きながら話をしている
真夏の日中 日差しも強く
早く帰ってから話す方が得策だと私も思う
私たちはとりあえず家に帰り 部屋を開けると
エアコンを付けてないから暑い空気が一気に来た
エアコンのリモコンを操作すると
すぐに冷たい冷気があたり心地よかった
一時すると部屋も涼しくなり お茶をつぎ部屋に戻った
莉桜はそういうと一気に飲み干し
また継ぎ直した
お祭りは来週 1週間もない…
それでも覚悟決めたからにはやらなきゃ
そこからは莉桜と楽しく お泊まり会をして
莉桜は先にお風呂に入りゆっくり寛いでいて
私はシャワーを浴びている
どんなに楽しくても緊張はするもの。
それも時間はあるようで全然ない
角名くんを見ると好きで好きで苦しくなる
それとは別の苦しさ
もし拒絶されたら?
今みたいに話せなくなるんじゃないか?
マイナスな事ばかりぐるぐる考えてしまう
それでも好きと伝えたいから…
私は角名くんの彼女になれますか?
こんばんは、作者の🧸です。
ここ最近たくさん出てきてすみません…
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ありがとうございます!!
引き続きこの作品をお楽しみください𓂃 𓈒𓏸𑁍
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。