第69話

chapter 67
1,583
2022/08/20 11:40
角名くんから名前を呼ばれ

何を言われるのか心臓がバクバクなってる

告白しようとは思ってたけど

無意識に出た言葉が告白になるなんて
あなた
はい…
角名
なんて言ったの?
あなた
…えっ?
バッと顔を見上げると角名くんは私をみて

ん?っと言う顔をしていた

聞こえてなかったんだ…
あなた
んーん!何もないよ!
ほっとしている自分が居るのが悔しい

覚悟決めたはずなのに決めきれていなかったんだな
角名
そう?
あなた
うん
角名
あーあ、まあいいけど。
ちゃんとがいいもんね俺もあなたも
あなた
え?
角名くんの意味深な発言

聞こえていたようにしか思えない

ちゃんと?
あなた
角名くんはもしかして何か知ってる?
角名
何かって何?
あなた
ん、んーん!何もない!
早く莉桜達のところ行こ!
何も知らなくてあんなこと言ったのか…

本当に意味が無い発言だったのかな

角名くんは何を考えているんだろう

私はまた頭を抱えた

そして莉桜達のところに走っていった
莉桜
ちゃんと話せたんか?
あなた
それがなんか色々とぶっとんじゃって…
莉桜今日私の家来て
莉桜
お、おん?
あなた
ごめん!今日莉桜と私お泊まりするから
先帰るね!お疲れ様!
おー、そうなんか。
お疲れさん気ぃつけて帰りや
またなー!
双子くんはじゃあなー。と言いながら手を振り

角名くんは何も言わずに手を振っている

それに私達は手を振り返し少し走って駅に向かった
莉桜
ど、どうしたん?!
あなた
こ、
莉桜
こ?
あなた
告白しちゃった!!いや、あれは未遂なのかも
けど 好きって言っちゃったの!!
莉桜
はあ?!ほんまかいな!
角名くんはどんな感じやったん?!
あなた
それが聞こえてなかったみたい…
私達は走っていたのを止めいつの間にか

ペースを落とし歩きながら話をしている
莉桜
え、それってどんな感じやったん?
あなた
んー、ちゃんとがいいもんねって言われた
莉桜
ほんま、角名くんえぐいなあ笑
あなた
莉桜は意味わかる?!私全くわかんなくて…
もしかしたら私が好きってこと知ってるのかな
とか思ったけど何も知らないって言うし
莉桜
まあそれはあなたの家着いてから話そうや
外は暑いからな
あなた
そうだね…
真夏の日中 日差しも強く

早く帰ってから話す方が得策だと私も思う

私たちはとりあえず家に帰り 部屋を開けると

エアコンを付けてないから暑い空気が一気に来た
あなた
うー、あつい。
エアコンすぐつけるね
エアコンのリモコンを操作すると

すぐに冷たい冷気があたり心地よかった

一時すると部屋も涼しくなり お茶をつぎ部屋に戻った
あなた
お茶しかないけどどうぞ
莉桜
ほんまありがと!生き返るわ
莉桜はそういうと一気に飲み干し

また継ぎ直した
莉桜
さっきの話やけど まあ詳しくは言えんけど
今のままでええんちゃう?
それにするって決めたんやろ?
あなた
え!なんで知ってるの?!
莉桜
顔に覚悟決めましたって書いとる笑
あなた
うーん、しようにも
ちゃんとって難しいな…
莉桜
治たちに聞いたけど
うちらが行こうとしている祭り
あの3人もくるんやって
あなた
てことは…
莉桜
そう!そん時すればええやん
空気は作ってやるからな!
あなた
ってなるよねえ。
莉桜
まあ、大丈夫やろ。
そこまで重く考える必要ないんとちゃう?
あなた
気にするに決まってるでしょ!!
莉桜
ほんじゃ、最大限に可愛くならんとな笑
あなた
う、うん…
お祭りは来週 1週間もない…

それでも覚悟決めたからにはやらなきゃ
莉桜
じゃ!今からは重い空気はやめて
楽しもうや!お泊まり!
あなた
そうだね!
そこからは莉桜と楽しく お泊まり会をして

莉桜は先にお風呂に入りゆっくり寛いでいて

私はシャワーを浴びている
あなた
私告白するのか…
どんなに楽しくても緊張はするもの。

それも時間はあるようで全然ない

角名くんを見ると好きで好きで苦しくなる

それとは別の苦しさ

もし拒絶されたら?

今みたいに話せなくなるんじゃないか?

マイナスな事ばかりぐるぐる考えてしまう

それでも好きと伝えたいから…

私は角名くんの彼女になれますか?
こんばんは、作者の🧸です。

ここ最近たくさん出てきてすみません…

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ありがとうございます!!

引き続きこの作品をお楽しみください𓂃 𓈒𓏸𑁍

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