第81話

LXXI
2,628
2019/03/29 00:35
山田涼介
山田涼介
有岡様、平野様・・・そして廉・・・・・・あなた様は何も悪くありません。全て、私が提案した事です
永瀬廉
永瀬廉
涼介さん・・・・・・どういうことですか?
平野紫耀
平野紫耀
あの日・・・何があったんです?
あなた
あなた
あの日・・・高峯さんとパンケーキ屋にいくことになって、車に乗ったんだけど、着いたのはあの小屋だったの・・・・・・
有岡大貴
有岡大貴
グルだったのか?その・・・・・・高峯ってやつは
あなた
あなた
違う・・・彼女は私を誘い出すように脅されてた見たい
平野紫耀
平野紫耀
なんでそんな事わかんだよ
あなた
あなた
私に泣きながら謝ったから・・・それに、家の子会社の社長の娘さんだから・・・・・・
永瀬廉
永瀬廉
それで、私が仕込んだ発信機を持たせ、車道で壊させた・・・という事ですか?
あなた
あなた
ぅん・・・その後は、みんなが知ってる通り私は2人の男に犯された
山田涼介
山田涼介
私が助けに行ったあとも・・・・・・
有岡大貴
有岡大貴
でもなんで・・・・・・
あなた
あなた
それは・・・・・・
永瀬廉
永瀬廉
中島さんが・・・伊野尾家に恨みを持っていた・・・自分が使えるはずだったのに・・・・・・
山田涼介
山田涼介
そうだな・・・その家の執事とあなた様が婚約をした・・・・・・だから、中島と一緒にいた岸という男をあなた様の婚約者とするように要求してきました
あなた
あなた
ウルッ・・・・・・
山田涼介
山田涼介
あなた様は、私を庇って承諾しました
あなた
あなた
廉・・・・・・ごめん
山田涼介
山田涼介
中島は、あなた様から廉を遠ざけるようにも・・・・・・
有岡大貴
有岡大貴
最低だな・・・・・・そいつら
平野紫耀
平野紫耀
あなたの目の前で、山田さんが殴られて・・・
永瀬廉
永瀬廉
理不尽な約束をさせられた・・・・・・という訳ですか・・・・・・
あなた
あなた
ウッウウッ・・・・・・
山田涼介
山田涼介
そこで、私が皆様に隔離性健忘症と偽り、廉を平野様のお願いしたのです
平野紫耀
平野紫耀
廉に・・・・・・危害が及ばぬように・・・・・・
あなた
あなた
ぅん・・・・・・
有岡大貴
有岡大貴
でもなんで、その中島って奴らはそんな条件を?
あなた
あなた
グスッ・・・うちへの恨みと・・・・・・お金が欲しかったんだと思う・・・
平野紫耀
平野紫耀
はぁ?お金?
あなた
あなた
前に、鎌倉の別荘の地下の時も・・・・・・その2人に・・・
永瀬廉
永瀬廉
・・・・・・・・・そんなっ
有岡大貴
有岡大貴
じゃぁ、前の時は誰かにお金を渡されてあなたを襲ったってことかよ・・・・・・
永瀬廉
永瀬廉
そういうことか・・・・・・
平野紫耀
平野紫耀
えっ?どういう事?
有岡大貴
有岡大貴
別荘で襲ったのも、学校で襲ったのも、知念が関係してた・・・・・・お金を渡し、その2人にあなたを襲わせた・・・・・・って事か?
山田涼介
山田涼介
はい。その通りです。ですが、山小屋の事は中島と岸の単独行動・・・・・・お仕置きと新たな道を切り開いております(ニコッ)
平野紫耀
平野紫耀
(お、お仕置き・・・・・・ゾワッ)
有岡大貴
有岡大貴
(お仕置きって・・・・・・・・・)
あなた
あなた
大貴、紫耀、廉・・・・・・ごめん・・・・・・私・・・・・・廉の事忘れてなんかない・・・・・・
永瀬廉
永瀬廉
あなた様・・・・・・
あなた
あなた
廉・・・・・・ごめん・・・本当にごめん
山田涼介
山田涼介
廉・・・あなた様は、何も悪くない・・・
永瀬廉
永瀬廉
えぇ。分かってます・・・
あなた
あなた
廉・・・
平野紫耀
平野紫耀
えっと・・・あなたは、隔離性健忘症じゃなかったって事?
有岡大貴
有岡大貴
そういう事だな(笑)
平野紫耀
平野紫耀
廉とのことも、覚えてるって事?
有岡大貴
有岡大貴
うん、そうだな
平野紫耀
平野紫耀
あなたを襲った2人の男は、誰の指示だったん?
あなた
あなた
それは・・・・・・
有岡大貴
有岡大貴
知念・・・・・・だろ?
平野紫耀
平野紫耀
えっ?そうなの?
有岡大貴
有岡大貴
想像はつくよ・・・・・・
山田涼介
山田涼介
有岡様その通りです。クスッ・・・なんでも分かるんですね
あなた
あなた
そうね・・・・・・大貴は、なんでもお見通しだよね
有岡大貴
有岡大貴
あなたの事、好きなので(笑)
あなた
あなた
クスクス・・・
永瀬廉
永瀬廉
えっ?
平野紫耀
平野紫耀
俺もあなたの事、好きだし!
永瀬廉
永瀬廉
はぁ?
あなた
あなた
親友として・・・・・・でしょ?
有岡大貴
有岡大貴
ニコッ  もちろん🎵
平野紫耀
平野紫耀
そうそう
永瀬廉
永瀬廉
ホッ・・・・・・あなた様、何かお飲み物でもお持ちしましょうか?
あなた
あなた
そうね、ハーブティが飲みたい
永瀬廉
永瀬廉
かしこまりました(笑)
山田涼介
山田涼介
私は夕食の準備をして参ります、お二人の分もご用意致しますので、こちらでお待ちください
有岡大貴
有岡大貴
やったぁー
平野紫耀
平野紫耀
マジで?楽しみぃ〜🎵
あなた
あなた
クスクス・・・紫耀(笑)
永瀬廉
永瀬廉
失礼します。ハーブティをお持ちしました
あなた
あなた
ありがとう(ニコッ)


今、目の前であなたが笑ってる・・・・・・
良かった・・・俺の事、忘れた訳じゃなくて・・・

だけど・・・これから俺は何があってもどんな時でも・・・あなたの傍から離れない・・・





この数日間が、何ヶ月にも感じた・・・
廉の事・・・騙してた罪悪感から解放された・・・

こんな私の事・・・廉はまだ好きでいてくれてるのかな・・・・・・


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