第6話

5,040
2019/03/09 12:21
有岡大貴
有岡大貴
ん~、美味し!
平野紫耀
平野紫耀
うん、本当に!うちのご飯より美味い!
有岡大貴
有岡大貴
どこのシェフ?
あなた
あなた
うち、シェフいないよ(笑)
平野紫耀
平野紫耀
えっ?もしかしてあなたが作ったの
あなた
あなた
そんな馬鹿な
有岡大貴
有岡大貴
じゃぁ誰?
あなた
あなた
んー?私の第一執事
平野紫耀
平野紫耀
( ゚д゚)!!
有岡大貴
有岡大貴
あっ、そうなの?
あなた
あなた
うん。涼介、美味しいってー
山田涼介
山田涼介
ありがとうございます
食事は進み、食後のデザートを食べながら、私から話をきりだした・・・・・・涼介は部屋から出ていった
あなた
あなた
あのさ・・・・・・婚約者の話なんだけど・・・・・・
有岡大貴
有岡大貴
俺はいいよ
平野紫耀
平野紫耀
あっ、オレも
あなた
あなた
はぁ?ちょっと、何言ってんの?
有岡大貴
有岡大貴
いやさ、よく考えてみたらあなたって、その辺にいる奴らみたいにキャピキャピしてないし、結構可愛いし。
平野紫耀
平野紫耀
それ、わかるぅ!オレらに対して、気取ってないし。
有岡大貴
有岡大貴
そうそう
平野紫耀
平野紫耀
それに、大ちゃんかオレ、どっちを選んでも今の関係崩れるとは思わへんし
有岡大貴
有岡大貴
ずっと、3人でふざけあってたし。そう簡単には、崩れないでしょ(笑)
平野紫耀
平野紫耀
そーやな。あなた、めっちゃモテてるし。よく見たらスタイルも良いし
有岡大貴
有岡大貴
確かに。あなた知らないと思うけど、お兄さんと同じで学校で1番人気なんだぜ?
あなた
あなた
えっ?そうなの?・・・・・・でも・・・うちのしきたりが・・・・・・
平野紫耀
平野紫耀
そんなの、気にしなくていいやん
有岡大貴
有岡大貴
俺らの家って金持ちで、みんなから羨ましがられるけど、結構大変だし
あなた
あなた
うん、確かに・・・・・・
平野紫耀
平野紫耀
まぁ、そういう事だよ
あなた
あなた
どういう事よ・・・(笑)
有岡大貴
有岡大貴
あなたの婚約者は、あなたが決めたらいい
平野紫耀
平野紫耀
ファァ( ´⚰︎` )。⚪︎お腹いっぱいになったから、眠くなった・・・・・・
あなた
あなた
えぇ?朝まで話するとか言ってた人が(笑)
有岡大貴
有岡大貴
アハハハ・・・まぁ、ゆっくりでいいんじゃない?
あなた
あなた
そ・・・・・・だね
有岡大貴
有岡大貴
じゃぁ、俺も部屋行くわ
あなた
あなた
わかった
2人はゲストルームに戻った。
部屋へ戻る途中、山田と2人はすれ違った
平野紫耀
平野紫耀
山田さん・・・・・・
山田涼介
山田涼介
・・・・・・?
有岡大貴
有岡大貴
これで・・・・・・いいんですよね?
山田涼介
山田涼介
クスッ・・・・・・はい
平野紫耀
平野紫耀
ほんとに、酷い家やなー。ここは・・・・・・
山田涼介
山田涼介
申し訳ありません。
有岡大貴
有岡大貴
これで、俺らは今まで通りあなたと一緒に・・・・・・
山田涼介
山田涼介
それはどうでしょう・・・・・・
平野紫耀
平野紫耀
はぁ?約束ちゃうやん!!!!
伊野尾慧
伊野尾慧
そんなに大声出したら、あなたに聞こえちゃうよ?
山田涼介
山田涼介
慧様・・・
有岡大貴
有岡大貴
・・・・・・まさか
平野紫耀
平野紫耀
あんたの支持か?
伊野尾慧
伊野尾慧
へぇ?あなたは、可愛い妹なのにー
有岡大貴
有岡大貴
ふざけんなよ!
山田涼介
山田涼介
おやめ下さい・・・
伊野尾慧
伊野尾慧
とりあえず、俺の部屋おいでよ。山田、お茶
山田涼介
山田涼介
はい。すぐお持ちします


慧の部屋に連れて行かれ、大きなソファーに座った

有岡大貴
有岡大貴
お兄さん、あなたの支持じゃないですよね?
伊野尾慧
伊野尾慧
んー?なんの事?オレ、こう見えてすごい忙しい人なの
平野紫耀
平野紫耀
なぜ、俺達があなたの婚約者候補なんですか?
伊野尾慧
伊野尾慧
へぇ?覚えてないの?パーティー時話したじゃん
有岡大貴
有岡大貴
紫耀・・・・・・1回説明された・・・
平野紫耀
平野紫耀
えっ?あっ、そうなの?全然覚えてない
伊野尾慧
伊野尾慧
じゃぁもう1回説明してあげるね
平野紫耀
平野紫耀
お願いします
伊野尾慧
伊野尾慧
まず、なぜ君たちを婚約者候補に選んだか・・・・・・それは、君たちはあなたと仲いいでしょ?
平野紫耀
平野紫耀
はい、仲良くさせてもらってます
伊野尾慧
伊野尾慧
なおかつ、家柄もいい
有岡大貴
有岡大貴
・・・・・・・・・
伊野尾慧
伊野尾慧
で、あなたの事もよぉ~く分かってるし
平野紫耀
平野紫耀
・・・・・・
伊野尾慧
伊野尾慧
ほら、あなたって男勝りのじゃじゃ馬でしょ?山田に言って、躾させてたんだけど・・・・・・
平野紫耀
平野紫耀
・・・・・・それが、あなたの取り柄・・・と思いますけど?
伊野尾慧
伊野尾慧
クスッ・・・そうだね。でもね、そういう訳にはいかないんだよねー
有岡大貴
有岡大貴
あとを継ぐ・・・・・・からですか?
伊野尾慧
伊野尾慧
よく分かったね
平野紫耀
平野紫耀
えっ?お兄さんが継ぐんじゃないん?
伊野尾慧
伊野尾慧
僕はねー、経営で手一杯なんだよねー。あとを継いだら、色々大変じゃない?
有岡大貴
有岡大貴
・・・・・・そんなの
平野紫耀
平野紫耀
そんなのってあんまりじゃ・・・・・・
伊野尾慧
伊野尾慧
君たちもわかると思うけど、金持ちの家に生まれた宿命だよ
有岡大貴
有岡大貴
でも、もしあなたが俺らのどちらかを選んだとしても、俺らだって家継がなきゃいけないし・・・・・・
伊野尾慧
伊野尾慧
そんなの、分かってるよ。だから、手は打ってある・・・・・・
平野紫耀
平野紫耀
はぁ?どういう事?
伊野尾慧
伊野尾慧
クスクス・・・・・・なぜ、あなたには執事が2人いると思う?
有岡大貴
有岡大貴
それは・・・・・・過保護に育ててる・・・とか?
伊野尾慧
伊野尾慧
違うよ!・・・・・・あの二人の執事・・・家柄もちゃんとしてるんだよね・・・
平野紫耀
平野紫耀
・・・・・・って事は・・・
有岡大貴
有岡大貴
俺らは、表向きの婚約者候補ってやつ?
伊野尾慧
伊野尾慧
大正解!まぁ、万が一あなたが君たちのどちらかを選んだとしても、問題ないように・・・・・・
平野紫耀
平野紫耀
それでも、あなたの兄貴かよ!!


紫耀は、慧の胸ぐらに飛びついた。目にはうっすらと涙が溜まっていた。


有岡大貴
有岡大貴
やめろ、紫耀。
平野紫耀
平野紫耀
でも・・・・・・
有岡大貴
有岡大貴
だから、あの時少しだけその気にさせろって言ったんですか?
伊野尾慧
伊野尾慧
まぁ、そういう事だね
平野紫耀
平野紫耀
・・・・・・
伊野尾慧
伊野尾慧
あとは、あなた次第だから君たちは普通にお友達してあげてね


大貴と紫耀は無言で部屋に戻った・・・・・・

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