第93話

LXXXII
2,334
2019/04/03 01:32
あなた
あなた
ウウッ・・・・・・なんで・・・・・・
山田涼介
山田涼介
あなた様・・・・・・立てますか?
あなた
あなた
涼・・・介・・・・・・
山田涼介
山田涼介
ほら、泣かないでください
あなた
あなた
でも・・・廉・・・・・・が
山田涼介
山田涼介
いったん、お部屋に戻りましょう
あなた
あなた
ぅん

涼介に支えられ、部屋に戻った




☕コトッ


山田涼介
山田涼介
ハーブティーです
あなた
あなた
えっ?
山田涼介
山田涼介
廉程ではないと思いますが・・・・・・
あなた
あなた
ウウッ・・・・・・
山田涼介
山田涼介
1口・・・飲んでいただけますか?
あなた
あなた
(頷く)コクン・・・・・・ゴクッ
山田涼介
山田涼介
どうですか?やはり、まずいですか?
あなた
あなた
涼介・・・・・・美味しい・・・・・・
山田涼介
山田涼介
良かったです(ニコッ)
あなた
あなた
前とは全然違う・・・・・・
山田涼介
山田涼介
少し・・・・・・勉強と廉に教わりました
あなた
あなた
そうなんだ・・・・・・
山田涼介
山田涼介
あなた様?・・・・・・廉の事を信じてやってください
あなた
あなた
でも・・・・・別人みたいだった
山田涼介
山田涼介
仕方ないことだと思います。数日前までは、仕えるみだった廉が、今は執事がつき、あなた様を守る為に、表向きの当主になろうとしてる・・・・・・
あなた
あなた
・・・・・・そうだけど
山田涼介
山田涼介
廉も・・・・・・辛いと思います
あなた
あなた
もう、私の事・・・・・・
山田涼介
山田涼介
チュウ・・・・・・
あなた
あなた
ン・・・・・・
山田涼介
山田涼介
それ以上、言わない方がいいです
あなた
あなた
・・・・・・?
山田涼介
山田涼介
言えば、廉の事・・・・・・信じれなくなりますよ?
あなた
あなた
涼介・・・・・・
山田涼介
山田涼介
廉様も、あのように言うしかなかったと思います・・・・・・
あなた
あなた
何も、自分から私と顔を合わせないようにしなくても・・・
山田涼介
山田涼介
廉の気持ち・・・私にはよく分かります
あなた
あなた
なに、涼介だけわかんのよ!

そっと耳元に顔を近づけ囁いた


山田涼介
山田涼介
だって・・・・・・禁欲中の男にあなた様の笑顔は反則ですから・・・クスッ
あなた
あなた
なっ//////////
山田涼介
山田涼介
クスクス・・・・・・1度でもあなた様と体を重ねた事がある男なら当然ですよ?
あなた
あなた
涼介、からかうのいい加減にしなさい!!
山田涼介
山田涼介
本当のことです・・・クスッ
あなた
あなた
もーーーー!涼介のバカ!!
山田涼介
山田涼介
学校へ、お送りします
あなた
あなた
ぅん、ありがと。涼介
山田涼介
山田涼介
いいえ(笑)


そして、学校へ向かいいつものメンバーと笑いあった






あなたが学校での時間を過ごしてる時、廉は・・・・・・




🚪バタンッ



高橋海人
高橋海人
廉様、大丈夫ですか?
永瀬廉
永瀬廉
・・・・・・・・・・・・
高橋海人
高橋海人
廉様?
永瀬廉
永瀬廉
・・・ん?あっ、大丈夫やって!
高橋海人
高橋海人
なら、いいのですが・・・・・・
永瀬廉
永瀬廉
悪かったな・・・俺の為に・・・嫌な役回りさせて・・・・・・
高橋海人
高橋海人
いえ、廉様の為なら
永瀬廉
永瀬廉
そっか・・・・・・あなたは・・・・・・
高橋海人
高橋海人
先程、山田さんが学校へ送って行ったと聞きました
永瀬廉
永瀬廉
そうか・・・
高橋海人
高橋海人
廉様、なぜそこまであなた様の事を
永瀬廉
永瀬廉
ん?俺な、あなたに誓ったんや。いつでもどんなときでもあなたを守るって・・・・・・
高橋海人
高橋海人
でも、実際今は・・・・・・
永瀬廉
永瀬廉
・・・・・・ハーブティー・・・・・・
高橋海人
高橋海人
はい?ハーブティーですか?
永瀬廉
永瀬廉
あなたが好きやねん、俺がいれたハーブティー
高橋海人
高橋海人
ですが山田さんが今は、入れてるのでは?
永瀬廉
永瀬廉
ちゃうねん。・・・・・・落ち込んでたり、精神的に参ってる時で入れ方も違う。繊細やねん。だから、涼介さんは、あなた様に何かあったり元気づけたりする時は、俺のとこにくる
高橋海人
高橋海人
あなた様のハーブティーは、廉様が?
永瀬廉
永瀬廉
まぁ、涼介さんは口が上手いし、あなたを丸め込むのは上手いから、独学で学んだとか言うだろうけど
高橋海人
高橋海人
廉様、そこまであなた様のことを・・・・・・
永瀬廉
永瀬廉
・・・・・・初めは手に負えないじゃじゃ馬だった。
高橋海人
高橋海人
クスッ・・・想像は着きます
永瀬廉
永瀬廉
クスクス・・・だろ?
高橋海人
高橋海人
えぇ
永瀬廉
永瀬廉
だけど・・・あなたの身に色んな形で辛いことが起きた・・・・・・その度に傷ついて、今にも壊れそうなあなたを見てきた
高橋海人
高橋海人
・・・・・・・・・
永瀬廉
永瀬廉
お嬢様の癖に、恥じらいもなく素の自分だった。俺は、そんなあなたの事を、本気で守りたいと思った
高橋海人
高橋海人
そうなんですね
永瀬廉
永瀬廉
そして、あなたが俺を選んでくれた
高橋海人
高橋海人
はい
永瀬廉
永瀬廉
海人
高橋海人
高橋海人
はい
永瀬廉
永瀬廉
この伊野尾家は、少し変わっている。長く俺の為に仕える覚悟は出来てるか?
高橋海人
高橋海人
はい、廉様。
永瀬廉
永瀬廉
ありがとう。
高橋海人
高橋海人
廉様の為なら
永瀬廉
永瀬廉
婚儀が終われば、お前は涼介さんと力を合わせ俺とあなた様に仕えることになるだろう
高橋海人
高橋海人
はい。存じております
永瀬廉
永瀬廉
海人、頼んだぞ?
高橋海人
高橋海人
はい、かしこまりました


廉が私のことをこんなにも大切に思ってくれてること・・・・・・この時私はまだ知らなかった・・・・・・



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