第94話

LXXXIII
2,315
2019/04/03 03:08
平野紫耀
平野紫耀
あなたー、廉と話できた?
あなた
あなた
んー?少しね・・・
有岡大貴
有岡大貴
その割には、暗いじゃん?
あなた
あなた
んー、なんか忙しくてあんまり上手く話せなくて(笑)・・・
平野紫耀
平野紫耀
本当にそれだけなん?
あなた
あなた
えっ?・・・そうだよ
有岡大貴
有岡大貴
そっか。まぁ〜た、暗い顔してるから、廉に冷たくされたとかなのかと思ったじゃん!
あなた
あなた
ギクッ!!・・・そんな事ないし
平野紫耀
平野紫耀
ケラケラ・・・・・・あなた、嘘下手すぎ(笑)
有岡大貴
有岡大貴
そーそー(笑)
あなた
あなた
はぁ?嘘なんかついてないし
平野紫耀
平野紫耀
まぁ、いいよ(笑)
有岡大貴
有岡大貴
それだけ元気なら、変な事に巻き込まれてなさそうだしな
平野紫耀
平野紫耀
そーそー
あなた
あなた
大貴と執紫耀には、隠し事出来ないんだ・・・・・・
平野紫耀
平野紫耀
当たり前(笑)俺たち、あなたの親友だろ?
有岡大貴
有岡大貴
これくらい分からなくてどうします?(笑)
あなた
あなた
キャハハハハꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)

私は、親友2人に挟まれて、幸せだった


あなた
あなた
ありがとね、2人とも・・・
有岡大貴
有岡大貴
いーえ・・・チュッ!!
平野紫耀
平野紫耀
全然・・・チュッ!!
あなた
あなた
ッ!!・・・もー/////
平野紫耀
平野紫耀
照れてるぅ〜(笑)
有岡大貴
有岡大貴
可愛いとこあるじゃん!(笑)
あなた
あなた
うるさいよ!!
神宮寺勇太
神宮寺勇太
ねぇ・・・・・・俺らの入る隙・・・・・・
岩橋玄樹
岩橋玄樹
なくて当たり前だよね(笑)

屋上で、3人で追いかけっこをしてる姿を見守る2人の友達・・・・・・
そして、その光景を少し離れた場所から眺めてるそれぞれのファンの姿・・・・・・


私の周りの光景は何一つ変わってなかった・・・・・・
変わったのは私自身・・・私の心の中での決意・・・・・・


私は、廉を信じて婚儀の日までみんなと笑い、廉のために笑顔でいよう、伊野尾家の正式な当主としての自覚を持ち廉の支えになろうと決めた・・・・・・・・・




そして、その決意から数ヶ月・・・・・・



相変わらず、廉とは顔をまともに合わせることも無く、廊下ですれ違うくらい・・・・・・
しかも、立場は、私の方が上だから、すれ違う時は廉の顔なんて見れない・・・・・・



🚪コンコン


あなた
あなた
はい
高橋海人
高橋海人
失礼します
あなた
あなた
ん?海人?
高橋海人
高橋海人
廉様から、お預かりしたものをお届けにまいりました・・・・・・
あなた
あなた
えっ?・・・廉から?
高橋海人
高橋海人
どちらに置きましょうか?
あなた
あなた
あっ、そこのソファーにお願い
高橋海人
高橋海人
はい、かしこまりました
あなた
あなた
ありがとう
高橋海人
高橋海人
では、失礼します


大きな包を何個か置いて海人は部屋から出た・・・・・・


あなた
あなた
なんだろ?
山田涼介
山田涼介
あなた様、お茶をお持ちしました
あなた
あなた
うん
山田涼介
山田涼介
ん?それは?
あなた
あなた
今、海人が廉からって持ってきて
山田涼介
山田涼介
開けないのですか?
あなた
あなた
誕生日でもないのに・・・・・・
山田涼介
山田涼介
何を躊躇ってるんですか?
あなた
あなた
そーだよねー


ビリビリビリビリ・・・・・・・・・

山田涼介
山田涼介
(はぁ〜・・・・・・成長しない・・・・・・)
あなた
あなた
・・・・・・えっ?・・・・・・嘘
山田涼介
山田涼介
いよいよですね・・・・・・あなた様・・・
あなた
あなた
( இ﹏இ )・・・ぅん

廉からの贈り物・・・・・・
それを手にした私は涼介に飛びつき、子供のように涼介の腕の中で泣いた・・・・・・


山田涼介
山田涼介
ったく・・・・・・昔と変わんねーよな・・・クスッ
あなた
あなた
だって・・・・・・( இ﹏இ )
山田涼介
山田涼介
それ、飾っときます。
あなた
あなた
ぅん・・・・・・お願い

手に持ってた廉からの贈り物を涼介が部屋のどの位置からも目に入る所に飾った・・・・・・


やっと・・・・・・やっと・・・・・・
私の瞳は溢れる涙でぼやけてたけど・・・・・・




シンプルな素敵なウエディングドレスと、数点のドレス・・・・・・
廉は私の好みを知っていて・・・全てオーダーメイドで作ってくれてた・・・・・・・




婚約発表してから、数ヶ月・・・・・・何年もの時間が経った感覚で・・・・・・でも実際にはそうでもなくて・・・・・・


初めはいきなり婚約者とか言われたけど・・・
色んな形で辛いことが起きたけど・・・・・・











やっと・・・・・・やっと・・・・・・これを着る日が来たんだ・・・・・・・・・



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