『第9回目 DEATH GAME 事後報告書』
調査した結果や話を伺った結果をここに伝えさせていただきます。
開始日:9月1日〜9月14日
対象者:中学生〜20代まで。
※DEATH GAME期間に誕生日が訪れ30歳になったとしてもDEATH GAMEからは抜けられない。
タイプとしては王様ゲーム型になりますが、3日目まではゲーム形式でルール説明有り。
また神崎舞さんの時のように一部の人限定に送られる命令は無く、例え地域ごとでも全員に送信。
GMの白鷺拓海から夜霧真さんと三浦友哉君に直接DEATH GAMEに関するヒントの送信有り。
今までになかったチーム分け方式が導入され、学生は学年ごと、大人は年齢ごとに分かれて互いに殺し合い、最後は大人に未成年を殺される命令が下りました。
DEATH GAME中に起きた例の件は友哉君の妹さんの茜ちゃんと暁月家長男、朱雀によりいち早く察知し上様に伝わったことで無事回避。
桜華町の桜華大社にて上様の歌と舞いにより、前日の命令で疲れ果てた国民を癒しました。
全ての命令が終わったときには中学生〜20代までの人口が29%にまで減少、また未成年だけで見ると元の約20%にまで減少しています。
おそらく、原因としては10日に出された命令、20歳以上の者は未成年を1人以上殺せに関連すると思われます。
火ノ神家当主、火ノ神琥珀により最終命令の神崎舞の死亡の確認。また自爆を選び大火傷を負った夜霧家当主、夜霧真の救出の成功。
世間から夜霧家は死亡という形で片付けます。
その後、夜霧真は明神家に身柄を受け渡し現在も眠っているとの連絡。
真さんが飼っていた虎徹は暁月家にて真さんが戻ってくるまでの面倒を見ることになりました。
朱雀に調べてもらったところ、虎徹はイヌ科の新種になり細胞再生活動が活発のためかなり長生きをするのでは、と推測しています。
今後は今までに続く日本の回復、政府との契約の結び直し、そして夜霧家と明神家の護衛となります。
以上が今後の暁月家と火ノ神の方針です。
暁月家当主、暁月璃紅
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!