第18話

遊園地①
「おなかいっぱーい」
「満足したようで何よりだ」
「ねえリュウ! あれって、観覧車?」
「…ん?」

僕が指さした先には巨大な車輪みたいな乗り物が回っている。

「そうみたいだな、あれは遊園地だな。この地最高の高さを誇る有名な乗り物だ、乗りたいのか?」
「遊園地って、行ったことないんだ…テレビでは見た事あるよ…いつも乗りたいなって思ってたんだ」
「真宙……」

すると突然僕の視界が高くなる。リュウが肩車してくれていた。

「わあ、高い高い!」
「よっしゃ、遊ぶか。遊園地で」
「いいの!? やったぁ!!」

僕達はご飯を食べた後の運動として遊園地へと向かった。歩いて行ける距離にそれはあった。

「行きたいところあったら言えよ、どこでも連れて行ってやるからな」
「ありがとう! リュウ! 大好き!」

僕はそのままリュウの頭にしがみつく。

「こらこら苦しいからやめろ」
「うぁ、ごめんリュウ」
「あっはははは! 良いってことさ、お前が楽しそうで何よりだよ」

そうして僕達は遊園地へとたどり着いた。
「すごーい、本物の遊園地だ!」

テレビで見たジェットコースター、観覧車、白馬の乗り物、動物の動く乗り物、沢山ある!

「さあ、どれに乗る?」
「最初はジェットコースター!!」
「おいおいそんなすっ飛ばして大丈夫か? 乗りてえんなら乗せるけどよ」
「大丈夫だよ!」

そうして僕が選んだのは

「The・マウンテン! これ楽しそう!」
「…………子供は怖いもの知らずだな」

キャー、と人の声が聞こえてくる。並んでる人が少なくてすぐに乗れた。安全バーをしっかり持ってから途端に怖くなる。

「リュウ……」
「はいはい。手握ってろ」
「うん」

そしてブザーが鳴ると同時に出発する。ほぼ直角に上へと登っていく。

「ひっ! た、高ッ! リュウぅぅ〜…」
「諦めろ。もう遅い」
「ひッ…ッッうわあああああああ!!!!」

僕の記憶はここで途切れた。