第49話

最終決戦⑥
「さあ、死ぬ覚悟は出来たか?」


剣が突きつけられる


もう、ダメなのか……何も手札は無いのか…!


バァン!


「諦めるな! 馬鹿者!」


「助けに来たよ!」


「なんだ貴様らは!」


「僕達はキャットナイトだ! お前たちの悪事は全てこの目で見ていた」


「覚悟するのだな、バラベルト」


「小賢しい真似を……」


「お前達……」


キャットナイトのヤマト、ナデシコ、ダツが来たことで俺は戦う気力を取り戻した


彼らが時間稼ぎをしている間に!


「これ、あげるよ!」


ヤマトが投げ飛ばしたポーション、それを俺は飲み干した


傷が治る
戦う武器がない、壊された剣を見つめる


「リュウ、コレ見て」


「なんだ」


「折れた剣を再び戻す術式、一度使うと使い終わり戦いを終えたその剣は消えるってある」


「……これを使おう」


真宙の唱えた術式で俺の剣は元に戻る


「最後の最後! 僕も戦うから!」


「おう!」


俺は剣を持ち再び前線へ出向く


「貴様……その剣…そうか、マヒロと貴様は術者になったのか」


「さぁ知らんね! だが俺達は2人で1つだ!」


「遅いよ! さあ、決めてしまおう!」


「ああ!」


「させるか!」


ガシャン。ガシャン。カキン!


剣がぶつかり合う


四方からの攻撃に華麗に応戦するバラベルト


さすが、というだけある


「目障りだ! 1人ずつ片付けてやる!」


バラベルトは走り込みナデシコへ向かう


「おーっと僕は銃使いだよ!」


「だからなんだ!」


バンバンバン!


ザシュッ。ザシュッ。ザシュッ。


「ふぇっ…」


「そんな弾如きで倒せると思ったかあああ!」


バシュッ!


「うああああ!」


ドサッ!


「ナデシコ!!」


ナデシコの弾はバラベルトの剣により斬られた、そんな事あるはずがないと言うのに!


弾を斬れる人間がどこにいる!?


この男は、化け物なのか!?


「ほらほら僕が行くぞ〜!」


「ヤマト! 気をつけろ!」


「任せるにゃ!」


「ちょこまかと、目障りだくそ猫!」


短剣を出しては近距離戦を狙うもやはり上手く行かない


斬られそうになっては間合いを取る
「くっそ、上手く行かねーにゃん」


悔しがるヤマトを横目にダツが斬り込む


「目障りだと言っている!」


逆上したバラベルトに勝てる者が居るのか


俺は切り込みに掛かる


バラベルトは攻撃を防ぐ


その剣を押し返しては再び斬り込む


足を狙ってヤマトが走る


だが……


ザシュッ。ザシュッ。


「うにゃあああああ!!!」


ドサッ!


「ヤマトー!」


「さあ! 次はどいつだ!」


バラベルトの目は完全に獲物を見る獣と化している


斬られた2人は真宙に手当を受けていた


「おい、お前…共闘といこうじゃないか」


「ああ。俺も全く同じことを考えていた」


「1人で来ようが2人で来ようが同じ事だ!」


「「それはどうだろうな!!」」


俺達は2人で斬り掛かる


この戦い、絶対に勝つ!


勝たなくては行けないんだ!!