第45話

あの男 再び②
リュウとユティは剣を握りお互い睨み合っていた



僕は少し離れたところで2人を見る




どちらともなく動き出す、剣が交わる、甲高い音が響き渡る
お互い背後は譲らない戦い



リュウが剣を押し出すとユティはそれを交し同じように押し出して攻撃する


だけどリュウはそれを交わして斜め右上から斜め左下へ斬り掛かる


それを再び交わしては顔の前で剣を持ち攻撃を止めるリュウ


その剣を振り払い、ユティは交わされた反動を使って再び斬り込む


そんな攻撃が続いた
「っくそ……」



「中々やりますね、流石…斬切竜団の幹部です、その腕は衰えていない」



「当たり前だ、くそがっ!!」
リュウの剣がユティの右脇腹にヒットすると血が流れる


体制を崩すユティ



そこを尽かさず攻撃するリュウ



交わすユティ、だけど足がもつれて転ける


振りかざされた剣を顔の前で止める



思い切り振り払うと立ち上がりリュウの腕を狙って攻撃する



交わすリュウ、攻撃するユティ


「キリがありません……こうなったら…」


「何をする気だ」


「トランスフォインフォメーション!」


「リュウ! 離れて!」
ユティの服が破け体がどんどん大きくなる


筋肉ムキムキの大男、目は赤く光っている
「なんだ、……こいつは…」


「トランスフォインフォメーションは、自分の中の細胞を作り替えて姿形を変えてしまう術式なんだ!」


「なんだそりゃ! チッ、仕方あるまい!」


「うおおおおおおおお!!!」
鋭い爪がリュウを攻撃する


リュウは交わす



だけど、リュウの剣撃は効かない!


頑丈な皮膚なのか剣の攻撃を1回も通さない!


「くそっ! 何なんだこいつは! うおっ!」


振り下ろされる鋭く大きな爪、走って逃げるリュウ、僕は少しずつリュウの体力を回復する


「うおおおおおおおお!!!!」


「うわあああああ!」


── グサッ



「リュウゥゥゥ!!!!」



逃げ回るだけのリュウを捕まえ心臓に爪を突き立てられ、血を吐く


「リュウうううう!!!」


そのままリュウを床に捨てる、再び雄叫びを上げてから




ユティは僕を見た



「………っぐ…」


今こそ、戦わなきゃ……



あの時リュウが僕を助けてくれたように



今度は僕がリュウを助ける番だ!