第47話

あの男 再び④
── ガシャン!

「ヴヴヴ…ゥゥゥ」

「ごほっ、…また、せたな…真宙」

「リュウ!」


動けないはずなのに!


まだ完治していない怪我のままリュウが僕の前に立つ、剣でユティの攻撃を止める


それはあの時みたいに…


「リュウ、……リュウ、まだ…」

「うるさい、来るぞ……早くお前は回復しろ」

「わ、分かったよ」


ポーションを飲み、エネルギーの回復をする間ユティとリュウが戦う


振り下ろされる爪を何度も剣で食い止める


僕はリュウに物理攻撃と特殊攻撃を弾くバリアを張った



そして僕は大打撃を受ける覚悟で再び火の龍になる


「ば、か、お前っ!」

「大丈夫!」


火の龍になるとユティは警戒した


リュウから目をそらす


僕を見る


「さあ、最後の仕上げだよ、ユティ…」


僕は火の龍のままユティに巻き付く


こいつを葬る最大の技



「……っ! ばか、やめろ真宙!!」


「リュウ!!! 僕が瀕死になったらちゃんと助けてね! 絶対だよ」


「真宙!!!!!」



僕は巻きついて、ユティと共に燃え盛る火炎の中に包み込まれる


火柱、獄炎の技


ユティは喚きながら


その声を小さくしていく


僕の体は限界だった


燃え尽きる頃、僕の体もボロボロだった


全身火傷を負った状態で



リュウが僕を抱き上げてくれる



「無茶はしないと約束しただろう!!」


「えへへ、ごめん、ね…でも、これで……リュウを助けられたよね…」
ユティが倒れ、僕達はポーションを飲み傷を回復した。

もう、ポーションは残っていない


部屋を出ると、キャットナイトの集団が集まっていた
「見事だ……だが、手下がここにまで潜んでいたとは…」
「ごめんなさい、僕リーダーなのにそこまで気が付かなくて」
「大丈夫だよ、リュウと一緒にやっつけたから」
「調子いい事を、約束破りやがって」
「ごめんなさーい」

笑っていられるのも今のうちだ
次は……


「気を付けて下さい、バラベルトは血も涙もない男です」
「外の手下を全て片付けたら加勢する」
「うん! 待ってるからね」

僕達は手を繋いで、バラベルトが待つ広間へと歩く

茶色い扉が目の前にある


ここを潜り抜ければ……



本当の、最終決戦だ!