る「莉犬今も頭痛いですか?」
莉「...うん」
る「それじゃあ気の紛れる事しましょっか!」
莉「気の紛れる事...?」
る「うーん...」
チュ,
俺の前には
イタズラな顔をしたるぅとくんがいた。
莉「...え?る...ぅとく..ん?」
る「ふふっ無防備過ぎですよ」
莉「無防備...?」
る「ほら今も...」
莉「えっ何しt ....んんっ、」
るぅとくんが舌を入れてきた。
キス...とかしかもでぃーぷの方...
だめ...だよ
る「莉犬?」
莉「なに...」
る「僕の事だけに集中して?」
また舌を入れてきた。
莉「...ん..ぁ、あ」
るぅとくんが俺の頭を押える。
莉「や、あ、ぁ、るぅ、とく、」
る「ん、ん....」
甘くて蕩けちゃいそうなキスだった。
チュ
という音と銀の糸がプツンと切れる。
莉「るぅ...とくん...?何して...」
る「...そんな顔他の男に見せるの僕だけにして下さいね?」
莉「...は?」
る「今度続きしましょうね?」
莉「続き....!?///」
る「ふふっゆっくり休んで下さいね」
莉「...///」
つっ続きって...
る「...あくまでも気を紛らわせる為にしたんですからね?」
る「僕は帰りますよ」
そう言うとるぅとくんは階段を駆け下りた。
~ 玄関 ~
る「おじゃましました ~ 」
莉「え待って勝手に帰んないでy」
バタン
そっか...るぅとくんは俺の為に..
でもわざわざキスしちゃう!?
ってもう...ふぁーすときすだよるぅとくん!!!
...俺ら男同士なのに
変な感じ。
そういえば頭痛くないや...
るぅとくんったら恐ろしい子 ッッッ
莉「るぅとくんのばかぁ...」ボソッ
る「聞こえてますよ?w」
莉「ちょおまっ早く帰れ!!!!//」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。