無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

14
2021/08/31

第13話

No.12 お互いの秘密
やっぱりバレちゃうよね
榊 楓愛
うん。そうだよ
加賀美 圭
正直すぎだろ
圭くんは謎のツッコミを入れて、私の手をギュッと掴んだ。
加賀美 圭
俺、思い出したんだよ。4号室に入る前の記憶
榊 楓愛
じゃあやっぱり幽霊?
加賀美 圭
うん。俺も正直にいうよ。
加賀美 圭
だけど、楓愛。まだこれから授業だろ?今日の放課後来てくれ
そう言い、行ってしまった。
チャイムのベルがなり、私は急いで教室に戻った。
そしてあっという間に放課後。亜喜には部屋の子はもう体調良くなった、と言って真っ先に4号室に向かった。
ガチャン。4号室の扉がスラリと開く。
加賀美 圭
楓愛!やっと来たな
今日は猫のイラストが書いてあるシンプルなパーカーを着ている圭くんは私が座るスペースを取ってくれていた。
榊 楓愛
失礼します
と言い。圭くんがとってくれたスペースに座る。
「じゃあ、」と言って圭くんは私の前に机を挟んで座る
加賀美 圭
俺から話す、楓愛の言う通り、俺は幽霊だ。
加賀美 圭
そして、この部屋から出た時、全て記憶が戻ってきた。
俺は、ある男に溺愛されてた。
榊 楓愛
ある男?
加賀美 圭
あぁ、簡単に言うと弟だ。いつも監禁の日々で、最後に「愛してほしいなら…」と言われて縄で首を絞められた。
そう言って首の跡を見せた。
加賀美 圭
そして、俺が殺された部屋が…ここ、4号室だ
榊 楓愛
…………
なるほど。それで縄跡がついたということか
加賀美 圭
なんか言わないのかよ
榊 楓愛
なるほどな、って思って
加賀美 圭
そうか?嫌いにならなくてよかった
榊 楓愛
え?
あ、しまった、といって顔を真っ赤にする圭くんは確かに弟に溺愛されても仕方ないと思う。
加賀美 圭
ふ、楓愛の虐待の件も詳しく聞かせてくれ。俺だけ言った切りは嫌だ
榊 楓愛
分かりました。今日も言った通り、私は母親に虐待を受けていました。
榊 楓愛
いきなり転校しろと言われたから多分私で金稼ぎしようとしたんだと思う。
口答え、母の機嫌が悪かったら私はいつ、何時でも殴られる。そんな生活だった
加賀美 圭
そうか。だからさっき……
榊 楓愛
これで私たちに秘密はないと。
加賀美 圭
そう……だな。
加賀美 圭
明日で会えるのは最後か……
圭くんは俯き、何かを決意したように私の目を見た。
加賀美 圭
俺、明日伝えてたいことがある。楓愛は明日休日だよな?俺の部屋に来てくれたら嬉しい
榊 楓愛
圭くんからお誘いなんて珍しいね
加賀美 圭
う、うるさい
榊 楓愛
今日はもう帰るよ。遅くなると亜喜に怒られちゃう
加賀美 圭
あ、その亜喜という人にありがとう、と言っておいてくれ
榊 楓愛
えぇ、じゃあ明日。
そう言い4号室を出た。