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2021/07/24

第4話

No.03 気をつけて
勝者_亜喜
1ペア差で負けてしまった。
榊 楓愛
ま、負けた。
水無瀬 亜喜
約束通り。今日の夜、4号室に行ってもらいますからね!
榊 楓愛
暗記は亜喜の得意分野。いい勝負だったからこそ悔しい。
亜喜は「暗記」がとても得意で一瞬見たものは、頭の中で忘れないという特技がある。
榊 楓愛
しかも、今日の夜って、聞いてない。
水無瀬 亜喜
立ち入り禁止の4号室は夜に行くと効果抜群なんだって
榊 楓愛
そんなに詳しいなら亜喜が行けばいいのに
水無瀬 亜喜
私が怖いの苦手分でホラー映画見てたら、1日中床に座ってたのの知ってるでしょ?
榊 楓愛
亜喜は怖いの大苦手だよね
榊 楓愛
はぁ、分かったよ。今日の夜、部屋を抜け出して行ってみるよ
このまま怖気付いても意味ないし、早めに終わらせよう。
水無瀬 亜喜
楓愛。心配だから、このお札持ってて
榊 楓愛
こんなのどこで買ってきたの
とても古そうなお札で、赤い文字がぎっしりと書いてあるお札だった。
水無瀬 亜喜
霊媒師真幸まゆき先輩からもらったの!
榊 楓愛
真幸先輩??
水無瀬 亜喜
霊媒師でどんな幽霊も見えちゃうんだって
榊 楓愛
ふーん
全然興味がないので霊媒師ということだけ頭に残し、後の話は聞き流した。
水無瀬 亜喜
って、もう21時!?お風呂入らなきゃ!
パジャマの準備を焦ってしている亜喜は私の分のパジャマも用意してくれた。
スマホの画面を覗くと21時をすぎている時間だった。
パジャマを準備してくれた亜喜には申し訳ないけど、まだ私はお風呂に入らないことにした。
榊 楓愛
今、就寝時間だよね。もうすぐで先生が見回り来ると思うから、なんとか誤魔化しといて
水無瀬 亜喜
え!?もう、行くの?
榊 楓愛
早めに終わらせて、すぐに帰ってくるよ
亜喜に背を向けて扉に歩いて、
扉を開こうとした瞬間。
水無瀬 亜喜
行く前にちょっと待って
手を止めて、振り向いたら。
ギュッ
水無瀬 亜喜
気をつけてね
抱きしめられ、そう耳元で言われた。
榊 楓愛
えぇ。無事帰ってくる
亜喜の頭を撫でて、亜喜に手を離してもらい、
次こそ、扉を開き、噂の2階まで向かった。