第10話

Obsessive lover.7
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2020/07/04 12:44
ー無一郎がお風呂に入っている間ー


……上手くいったかな。無一郎くん、満足したかな。
佐倉あなた
はぁ……疲れたかも
手元に隠してたカッターを私は器用に使い、縄を解いていく。


音を立てないように、無一郎くんの家の鍵を内側から開けて、私は外に出た。
佐倉あなた
『狂った演技』出来てたよね?
疲れてしまった。何より『愛されたい症候群』を患っているのがバレてしまった。


だから……逃げ出した。
佐倉あなた
……これから、どうしようかな
あ……そうだ。
私は携帯電話を取り出し、『ある人』に電話する。
佐倉あなた
『もしもし──くん。元気?』
?(電話口の誰か)
『あ、あなた。俺は元気だけど』
『ある人』は相変わらず優しい声をしていた。
少し安心して、更に会話を弾ませる。
佐倉あなた
『そっかぁ……。あのさ、今から──くんの家、行ってもいい?』
?(電話口の誰か)
『えっ……!?つまり、そういう』
電話口でも分かるような焦った声に、私は苦笑して、
佐倉あなた
『違う違うw健全よ』
そう言ってあげると、
?(電話口の誰か)
『それならいいけど(笑)』
と、承諾してくれた。
佐倉あなた
『じゃあ、そういう事でよろしくね』
?(電話口の誰か)
『了解』
彼は──私の、 元々、、好きだった人。
仲も良くて、学校でもよく話す。


無一郎くんは、大好き。だけど……愛が重すぎる。


だから──。
佐倉あなた
ごめんね……
無一郎くん
謝っても、許されないだろう。


でも、その場しのぎにはなるだろうし、見つかるのも一時大丈夫だろう。


彼には──頭を冷やしてもらって、それからまた一緒に付き合ってもらおう──。


ーNEXTー
作者
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作者
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