無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第6話

気まずい
手繋がれてるんだけど。
しかも、指を絡める恋人繋ぎってやつ?
ちょっと意味がわからないなー。


私達って付き合ってたっけ?
……………もしかしてだけどジョングクさん私のこと落とそうとしてる?
自意識過剰かもしれないけど。


ほんとにそれしか頭に浮かばない。
ジョングクさん口悪いけどそれは社長だけな気がする。
今歩いて外に向かってるんだけど、使用人らしき人とすれ違う度軽く会釈をしている。
普通なら威張ってそんなことしないと思うんだけど……。
今だって私の歩幅に合わせて歩いてくれてる。
根はいい人なんだろうな。
俯きながら考えていたらなにかに直撃した。
〇〇
〇〇
いたっ
そう言って顔をあげると目の前にはジョングクさんの背中が。
ジョングクさん
ジョングクさん
あ、ごめん。ちゃんと前見て歩けよ
謝られてるのか、怒られてるのか分かんないわ。
〇〇
〇〇
いえいえ
使用人らしき人が目の前に止まった車の扉をあける。
ジョングクさんは私を先に入れてジョングクさんも乗り込む。
車内には運転手さんと私とジョングクさんだけ。
でも運転手さんとは壁で仕切られていて話し声もどんな人なのかもわからない。
真横にはジョングクさんの横顔。
気まずい。非常に気まずい。
ずっと無言なんだけど。
なに。これは私から話しかけるべきなの?
さっきっから意味わからないことするしさ。
聞いてみよ。


『「あの」』



…………うーわー。気まずすぎる。被るとか何事?最悪じゃん。
もうずっと黙っとけばよかった。
ジョングクさん
ジョングクさん
先いいよ
そう言ってくれてよかったよ。その代わりまた1つ疑問が。
いきなりため口とかなに。ビビるしかないよね。
まぁ、いいや。
〇〇
〇〇
じゃあ……
そう言って思いきって問いかけてみた。
〇〇
〇〇
私達って会ったことありましたっけ?
すると彼は苦笑いしながらこう言った。
ジョングクさん
ジョングクさん
えっ、覚えてないの?