第25話

何が何でも俺が守る
919
2023/02/26 14:26

~紫耀side~



あなたの下の名前がストーカーされていることを朝知った俺は授業中も休み時間もずっとあなたの下の名前を見ている。

あ、でもこれじゃいつも通りか笑



正直何かあったなら俺が一番に聞きたかったし気付きたかった。
あなたの下の名前のことを何としてでも守るのが俺の役目だから。

だからぜっっったい俺が一番にストーカー野郎をとっ捕まえて懲らしめてぶっ潰す!!









岩橋玄樹
岩橋玄樹
ねえ紫耀
平野紫耀
平野紫耀
岩橋玄樹
岩橋玄樹
いくらなんでもあなたの下の名前ちゃんのこと見すぎだよ笑
それじゃ逆に相手が警戒しちゃうでしょ笑
平野紫耀
平野紫耀
いや大丈夫、これが俺の通常運転だから
永瀬廉
永瀬廉
まあたしかに紫耀いっつもあなたの下の名前のこと見とるけどさすがにそこまでではなかったで?笑
高橋海人
高橋海人
にしても今んとこ怪しい影ないねー
神宮寺勇太
神宮寺勇太
しかもそれが女の子か男の子かもわかんないから全然見当もつかない
岸優太
岸優太
あ!
平野紫耀
平野紫耀
なに
岸優太
岸優太
あなたの下の名前のストーカ―透明人間なんじゃね!?
平野紫耀
平野紫耀
岩橋玄樹
岩橋玄樹
ほら岸君!そんなふざけたこと言ってたら紫耀に殴られるよ?
岸優太
岸優太
あ、さっせん…









俺にはマジでふざけたことを言ってる余裕も岸くんの相手をしてる余裕もない。
何としてでもストーカー野郎を捕まえる。

全集中であなたの下の名前を見つめてないと何が起こるかわからないからな。

















ただその一心で見ていると友達と話していたあなたの下の名前が急に席を立ちあがった。
教室の端からあなたの下の名前のことを観察していた俺はすかさずあなたの下の名前のもとへと進む


















平野紫耀
平野紫耀
あなたの下の名前、どこいくの
(なまえ)
あなた
え、なに
平野紫耀
平野紫耀
どこいくの?
(なまえ)
あなた
いやどこってトイレだけど
平野紫耀
平野紫耀
俺も行く
(なまえ)
あなた
はあ!?いやいいよ別にひとりで行けるし
平野紫耀
平野紫耀
いや、何があるかわかんねえから





過保護って思われるかもしんねえけどトイレでもなんでもこいつが一人になんねえように見張ってねえと





茉耶
茉耶
あ、じゃあ私ついてくよ
平野紫耀
平野紫耀
え?
(なまえ)
あなた
え、いいよ茉耶!
まだノートうつせてないんでしょ?
茉耶
茉耶
いやあなたの下の名前が後で見せてくれたら大丈夫!
(なまえ)
あなた
え、でも…
平野紫耀
平野紫耀
いいよ茉耶ちゃん、俺がついてくから
(なまえ)
あなた
はぁ…




あなたの下の名前はこうなったら俺が考えを変えないことを知ってる。

茉耶ちゃんのことを信じてないとかそういうわけじゃない。
女の子がついてくよりは俺が行ったほうが絶対守れる。

俺が守らないと気が済まないから。




高橋海人
高橋海人
あなたの下の名前ちゃん、こうなったら紫耀聞かないから行ってきな笑
神宮寺勇太
神宮寺勇太
茉耶ちゃんは俺らとおしゃべりしてよ~
岩橋玄樹
岩橋玄樹
あ、いいじゃん!ね!廉!!
永瀬廉
永瀬廉
…いやなんで俺にふんねん
岩橋玄樹
岩橋玄樹
さあ?笑



あ、そっか、これって廉のためにもなんじゃん!




平野紫耀
平野紫耀
ほらあなたの下の名前、行くよ
(なまえ)
あなた
……うん







廉の気持ちに朝気づいたからかなんとか首を縦に振ってくれた。



俺がついてくることをあなたの下の名前が嫌がってるのはまるわかり。


でも俺はお前が嫌がってようとなんだろうとかまわない。

絶対に俺がお前を守る。




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