《まい》
イった直後で私が息を整えている間に、私のスカートが下ろされる。
そして、ショーツの上から廉は私のアソコを撫でる。
自分でもわかるくらい濡れてるのに……////
廉の指を動かす速度が速くなる。
廉に触れられるたびに私の身体はビクンと跳ねる。
も……もうダメぇ……////
変な……感じ……
昔……高校生のときに廉とシたときは、ただただ切なかった。
あれが最後で、1回きりだと思っていたからただ行為を刻むことに夢中だった。
だけど……今私の目の前には廉がいる。
私は廉に愛されている。
そして……私は廉を愛している。
たくさんの時間がかかった。
私が廉と出会って、もう12年がたつ。
その間にたくさん笑いあったし、傷つけ合ってきたし、泣いてきた。
他の人に恋もして、廉を何度も何度も傷つけた。
そんな私が今更廉を好きだなんてダメだよね。
わかってる……私にそんな資格ないって。
だけど……
“まい!“
私の心の中にはずっと……あの夕焼けを背にして私の名前を呼ぶ廉の姿があった。
私は廉を誰にも譲りたくなんてないよ。
だから……私は……
廉は私のショーツを下ろす。
そして、ゴムを付けた廉のアレが私の中に……
ぼやけた視界の中で、廉が泣いているように見えた。
そして……私たちは結ばれた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。