ザワザワ……ザワザワ……
すごい…たくさんの人が集まってるね
ほんと…そんなに沢山いたら前が見えないわ
あ!あなたく〜ん!こっちこっち!
ありがとう…ユウくん
っ!うん!
これよりハーツラビュル寮の寮長の座をかけた決闘を行います。
挑戦者はエース・トラッポラ。
そしてデュース・スペード。
挑戦を受けるのは現寮長であるリドル・ローズハート。
では、血統の掟に従い、挑戦者のハンデである魔法封じの首輪を外してください。
キラン
ガシャン
あー、やっと首輪が外れた!
どうせすぐまたつけられることになるんだ。
つかの間の開放感を味わうといい。
キミたちがボクに決闘を挑むと聞いて耳を疑ったよ。本気で言ってるのかい?
あたりまえじゃん。
冗談で決闘を申し込んだりしません。
それなら勝てるかどうかを考えて挑んで欲しかった…
確かに…(ハハッ
あの時は首輪を外してもらうことだけ考えてるって感じだったからな、
フン、まぁいいや。
それじゃあさっさと始めよう。
リドルくん、今日の午後のお茶の用意はどうする?
愚問だね。ボクのお茶の時間は毎日キッカリ16時とルールで決まっている。
でももう15時半を過ぎてるけど……
ボクが遅刻をすると思うのかい?どうせすぐ決着がつく。
そういうわけで、ボクには時間がない。1人ずつ相手をするのも面倒だ。2人まとめてかかっておいで
言われてるぞ〜
ちょっと(フフッ
いいぞー!寮長!
軽く捻っちゃってくださーい!
…………。
ずいぶんと言ってくれるな。
カッ〜!カンジ悪いんだゾ!あなたも!なんでそっち側なんだゾ!
こっちだって作戦くらい立ててきてるっつーの!
ダメだし出されすぎて心折れかけてたくせに
フフッ…フッ……ンググ…
あら壊れちゃった
そこ!ぶつぶつうるさい!あと監督生!笑うな!
学園長、血統の合図を。
始まる…
ゴクッ)
私が投げたこの手鏡が地面に落ちて割れるのが始まりの合図です。では……レディ、ファイッ!
、、、、、、、、、、、、、、、、
首をはねろ!!
うわああああ!!
そーら、やっぱり…はぁ〜
ほんとにあなたくんが言ってた通りだ
すごいね…
魔法の強さはイマジネーションの強さ。
魔法の効率を正確に思い描く力が強いほど正確性も強さも増す。
ローズハートくんはますます魔法に磨きがかかっていますね。
ふな゛あぁ……。レベルが違いすぎるんだゾ。
寮長だからね〜しかも確か1週間ぐらいで寮長になったんだよね、、、
フン、5秒もかからなかったね。
その程度の実力で、よくボクに挑もうと思ったものだ。恥ずかしくないの?
やっぱりルールを破る奴は、なにをやってもダメ。お母様の言う通りだ。
くっ……。たしかに、ルールは守るべきだ。でも無茶苦茶なルールを押しつけるのはただの横暴だ!
『まぁ、、間違ってはいない…確かにそう……』
ハァ?ルールを破れば罰がある。そして、この寮ではボクがルールだ。
だから、ボクが決めたことに従えない奴は首をはねられたって文句は言えないんだよ!
それは、違うでしょ
間違ってるかどうかも、全部ボクが決めることだ!!
そんな簡単なルールにも従えないなんてキミは一体どんな教育を受けてきたの?
どうせ大した魔法も使えない親から生まれて
この学園に入るまでろくな教育も受けられなかったんだろう。実に不憫だ。
……テメェ……
『ゲームの中のリドル寮長は好きだけど今の寮長はイラつくな…』
ふざっっっっっけんなよ!!!!!!!!!
思うよね…俺も思うもん…
え……っ?
リドルくん!?/リドル!?
ローズハートくん!?
寮長殴った!?
『あ、そういえば…殴ってたっけ…忘れてた…卵ばっかり頭にあった…』
右ストレートが綺麗に顔面にキマッたんだゾ!
エ、エース!?
イラつくのはわかるが…わかるが!顔面はダメでしょ!このショタ顔に傷がついたらどうするの!
あなたくん、それは今違うと思うな
………ごめん
あー、もういい。
寮長とか、決闘とか、どうでもいいわ。
『見事にスルーだ、スルースキル高めだね』
痛……え?
ボク、殴られた……?
子どもは親のトロフィーじゃねぇーし、子どものデキが親の価値を決めるわけでもないでしょ。
お前がそんなクソ野郎なのは親のせいでもなんでもねーって、たった今よ〜くわかったわ!
『クソ野郎……口悪』
エース口悪っ……相手寮長だぜ?
この学園に来てから1年、お前の横暴さを注意してくれるダチの1人も作れなかった、てめーのせいだ!
なに……を、言ってるんだ?
そりゃお前はガッチガチの教育ママにエグい育て方されたかもしんないけどさ。
ママ、ママってそればっかかよ!
自分ではなにも考えてねーじゃん!
なにが赤き支配者だ!
お前は魔法が強いだけの、ただの赤ちゃんだ!
赤ちゃん……だって?このボクが?
なにも知らないくせに……
ボクのことなにも知らないくせに!
じゃあ逆に聞くけどリドル先輩は俺のことどこまで知ってるんですか?
何も知らないですよね?
っ!?
知らないね
あんな態度でわかると思うか?
甘えてんじゃねーよ!
『監督生くん結構怒ってたっぽい…』
うるさい、うるさい、うるさい!!黙れ!!
『を?ウギる?ウギるか?』
お母様は正しいんだ!
だからボクも絶対に正しいんだ!!
リドル、落ち着け。決闘はもう終わってる!
クローバーくんの言う通りです。
挑戦者は暴力行為で失格!
これ以上争いを続けるのであれば校則違反になりますよ!
新入生の言う通りだ!もううんざりなんだよ!
『卵が…止まる』
フイッ
ピタッ
!?
ん?なんだ…卵?
寮生が投げた……のか?
誰だ!ボクに卵を投げた奴は!
…………………………………。
フ……ハハハ、アハハ!
うんざりだって?うんざりなのはボクのほうだ!!
何度首をはねても、どれだけ厳しくしてもお前たちはルール違反をおかす!
どいつもこいつも、自分勝手な馬鹿ばっかり!いいだろう。名乗り出ないなら全員連帯責任だ!
全員の首をはねてやる!
首をはねろ!!
ガチャン!
う、うわああ!!逃げろ!
ぐええっ!首輪がっ……!
アハハハ!どうだ!
誰もボクに手も足出ないだろう!
やっぱりルールを厳守するボクが1番正しいんだ!
おやめなさいローズハートくん!
ルールを守る君らしくもない!
『地獄絵図…』
地獄絵図ってこういうののこと言うのかな…
『やっぱり出身が同じだと考えることも同じなようです』
トレイ、これヤバイよ。
あんなに魔法を連発したら……
くっ…!
リドル!もうやめろ!
てかそろそろやばい…オバブロする…
オバブロ?
えっと…闇落ちバーサーカー状態ってこと!
おい、お前!
なんでも自分の思い通りになるはずないだろ!?
そうやってすぐ癇癪起こすとこが赤ん坊だっつってんの!
エース!頼むからもう喋んな!
今すぐ撤回しろ!串刺しにされたいのか!
やだね。絶っ対にしねぇ。
エース!
エース…( ̄▽ ̄;)
うぎぃぃぃぃぃぃ!!!!!!
『ウギったウギった!でもやばい!』
ガチでヤバいって!お前ら逃げろ!
--------キリトリ線--------
すいません!めちゃめちゃ中途半端になりました
長くなりすぎたので…ここで切らせてくださいm(_ _)m
それでは皆さんこの辺で!
おつなこでした!バイバーイ!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。