俺たちは、廊下を歩いていた
するとある子に目が止まった
よく見ると女子たちに囲まれ何かを言われていように見えた
女子生徒「お前なんか学校にいらないんだよ」
女子生徒「なんで来んの?来なくていいから」
女子生徒「お前がいると邪魔なんだよ」
女子生徒「消えろよ」
ドンッ
さっきの子が女子生徒達に押されて倒れた
女子生徒「私らの前から消えな」
女子生徒「自分が邪魔だってこと気づけよ」
女子生徒「バーカ」
女子生徒達「きゃはははは」
女子生徒「バカはやばいw」
一人の子に対して何人でいじめてんだよ…
俺はいてもたっても居られなくなりさっきの子の教室に入った
バンッ!
俺は、教室のドアを叩いた
女子生徒「ら、ラウールくん!」
女子生徒「どうしたの〜?私たちに会いに来たの?」
女子生徒「カッコイイ♥」
女子生徒「きゃーラウールくんに触っちゃった!」
うるせぇな…
俺は、女子生徒達の横を通り過ぎ床に座り込んでる女の方に向かった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!