学校につき門を通ったら…
女子生徒「キャーキャー!!ラウールくんよ!!」
女子生徒「翔太くんもいるわ!!いつもカッコイイ!!」
女子生徒「佐久間くんは小さくて可愛いけど優しくてかっこいい!」
女子生徒「本当にキラキラしてる!」
女子生徒たちの騒がしい声が聞こえてきた
はぁ〜
私は関係ない。だからそのまま後ろを振り返らずに行こう
無視無視
ラウールくん達は私なんかが話していい相手じゃない
女の子達をこれ以上敵に回したくない
そんな事を考えていたら
ガシッ
ラウールくんから腕を掴まれてしまった
や、やばい…
女の子たちが私を睨んでる
私は、腕を振りほどいて急いで教室まで走った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。