2日目、3日目のテストが終わって。土曜日になった。やることのない私は、病院におばあちゃんとクラスの人に頼まれて楠先生のお見舞いに行くことになった。
まずおばあちゃんの病室へ
[ドアをノックして]
ガラガラとドアを開ける。
朝だったので
[5分ほど話して]
[先生の病室へ]
トントン
楠先生はクラスの皆をしたの名前で読んでいる。
私は紙袋から色紙を取り出す。クラス皆で楠先生の為に書いたものだ。
それを渡したとたん、若干青白かった先生の顔はピンクいろに染まった
急に山崎先生と言う言葉を出されてドキドキしてしまう。
何で知ってるの⁉
でも、平然を装って。
態度に出てしまったのか
と言われた
独り言のように先生が言う。
やっぱり、先生と生徒は恋しちゃダメなのかな。
[月曜日]
放課後
今日は美術の居残りがあるので、美術室に向かう。帰りの会が早く終わったからか、まだ掃除係の人がいた
その中にゆまを見つける。
黒板に何かを書く女子がいた。
[死ね]
とかきな書きながら。笑っていた。
すぐにわかった、それがゆまに対してのものだと。
それが[いじめ]だと分かった
何でゆまが。ゆまを守りたい。でも怖い。
私は、止めるか見ているだけにするか迷ったでも、
美術室に入っていった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。