第28話

いきなり
1,959
2021/05/30 09:15
          戦闘開始
貴方「さーてと、人数的に
   そろそろ鉢合わせてもいいけど.......」
適当に走っていると
上からメテオラが降ってきた

中距離攻撃のハウンドにアステロイド
貴方「よっと」
さらに追い詰めるかのような狙撃手スナイパー
貴方「となると.......」

「オラァァァ!」

「ッ!」
近距離からのスコーピオンと孤月
俺はそれらを無傷で避けた
貴方「二宮隊に影浦隊」

影浦「避けてんじゃねーぞ!」

辻「流石だ」

犬飼「正直この隊で奇襲が
   成り立つとは思わなかったな〜」

二宮「お喋りはそこまでだ」

貴方「なになに?奇襲仕掛けて
   俺に勝てると思ってる?」
俺達は話しながらも攻撃をしている
もちろんユズルの狙撃も避けながらだ

俺は敵の意識を頭上にずらすために
上から攻撃を仕掛けていた
貴方「んー、俺としては面倒な方から
   片付けたいんだよね」

二宮「同感だ、時間をかけて
   お前に構ってやる暇もない
   早々に終わらせる」

貴方「あれま、強気だね
   そこでクエスチョン!
   次に俺が取る行動はなんでしょう」

犬飼「はいはーい!
   おれたち撒いて
   ユズルくんやゾエのところ向かうとか?」

貴方「だいたい正解
   出来れば2、3人落としたいかな〜」

影浦「そう簡単にはいかねーよ!」
影浦先輩と辻が勢いよく突っ込んできた

その時の2人は訳が分からないだろう
気がついたら攻撃をくらっていたのだから
目の前の俺・ ・ ・ ・ ・は何もしていないのだから
辻「!?」

影浦「あ"ぁ"!?」

貴方「簡単にいったね」
《トリオン供給期間破損 辻 影浦 緊急脱出ベイルアウト
二宮「最初から物陰に
   ハウンドを隠していたか.......」

犬飼「あちゃー、誘い込まれてたんだ」

貴方「ユズルも北添先輩も撃ってこないし
   場所わかんなくなったなー」
二宮さん達は体勢を立て直すために
引いていった

俺も追う理由はなかった





貴方「次はどこの隊かなー
   あ、そうだ」
俺は狙撃の射線を警戒しながら
グラスホッパーで周囲が見舞わせるほどの
高台に向かった
貴方(ここなら射線も通らないな
   いずれここもスナイパーが来るだろうし
   早めに離れた方が──)

「あ」

貴方「え」
声がして振り返ると
両手にイーグレットを構えた佐鳥がいた
佐鳥「ッ!」

貴方「危ねっ」
咄嗟にスコーピオンで佐鳥を切り裂いて離れた
貴方「こっわ!いきなり撃つとか佐鳥こっわ!」

佐鳥「あなた先輩も
   いきなり斬りかかったじゃないスか!
   もー、佐鳥のライフが.......」

貴方「あ、うん
   応援呼ばれたらめんどいし離れるわ
   じゃ」
《トリオン漏出過多 佐鳥 緊急脱出ベイルアウト

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