俺は出水と人型の相手をしていた

貴方（何とか修達を逃がせたけど.......
　　　相手の弾が邪魔すぎる）

「ランバネインを上回るトリオン量だ
　玄界（ミデン）にも有能な兵がいたな」

敵は俺を見ながらそう話した
だがそんな暇はない

俺はグラスホッパーを使いながら
アステロイドで攻撃している
視線誘導のハウンドは使えない

俺と出水の左腕に動物の弾が当たってしまった
腕に当たった瞬間身体が軽くなった

出水「ｸﾞｯ!」

貴方「出水」

出水「あぁ、わかってきたぜ
　　　てめーのトリガーは
　　　トリオンにしか効かねーと見た」

出水がアステロイドで周りの建物を崩し始めた
その間に俺は

『リミッター解除　身体能力向上を確認
　強化シフトに移行します』

「トリオン量が上がっていく.......？」

貴方「やっとか.......」

出水「あなた？」

貴方「お前聞いてきたよな
　　　玉狛のトリガーは何が出来るか
　　　今見せてやるよ」

俺は出水と狙撃手（スナイパー）が攻撃している間に
合成弾を作り出した

貴方「アステロイド＋ハウンド」

出水（そんな合成弾は無いはずだ.......）

貴方「追尾散弾（トラッキボム）」

追尾散弾（トラッキボム）は
ハウンドの性能である視線誘導と
アステロイドの威力重視が重なった合成弾

同じ性能を持つ他の合成弾よりも
俺の創り出す弾は威力が強い

制御能力（コントロール）がない俺でも
目で追い、当たった瞬間に爆発する

俺のサイドエフェクトは負担を消費して
能力を上げる効果もある

出水「派手な合成弾だな！」

貴方「俺だけの技だ」

出水「さあて、スタミナ勝負といこうか」

こちらが順調に押していたが
狙撃手（スナイパー）が止められ
敵は落ちているキューブを使い自己再生した

出水「おいおい、反則だろ.......！」

貴方「出水、先落ちろ
　　　ここは俺が防ぐ」

出水「んなこと言ってもよ
　　　敵さんはどーもお前も狙ってるみたいだぞ」

貴方「俺が簡単に負けるかっての」

出水「.......本部で待ってるぜ緊急脱出（ベイルアウト）」