ステージと天候はランダムで選ばれ
制限時間は30分
転送され目を開いた
市街地A 暴風雨
出水『よりによって暴風雨かよ』
蔵内『とりあえず集まった方がいい』
水上『俺今景色ええとこおるんやけど』
貴方『まずは全員バッグワームな
人数多いし、2人ずつ別れよう』
国近『オッケー、全員の位置把握
近道を示すね』
マップに仲間の位置と最短ルートが示された
2人組は俺と水上先輩、出水と蔵内先輩だった
水上「ここからどないする?」
貴方「俺がグラスホッパーで上からみるから
敵を見つけたら撃ち込む
先輩は下から攻め込んでくれ」
水上「了解」
助走をつけて高く飛んだ
目視できる所に加古さんが走り込んでいた
貴方「みーっけ、ハウンド+鉛弾」
水上「そっちかいな」
加古「意外に早かったわね、アステロイド」
俺はシールドを張りながら落ちていった
着地をして水上先輩の後を追う
貴方『先輩、加古さんに鉛弾ついてるか?』
水上『しっかりついとるよ』
国近『左から1人接近中』
水上『あなた頼んでもええ?』
貴方『ええよ』
角を曲がると那須と鉢合わせた
那須「バイパー+メテオラ」
貴方「やべ──」
那須「変化炸裂弾」
暴風でいい感じに動けない
国近『あなたくん?生きてる?』
貴方『はい、なんとか.......』
那須「今のを避けるなんて、さすがね」
貴方「那須も精度上がってるじゃん」
弾道を設定してから撃ち込むバイパー
発射後に自由追尾するハウンド
標的に当たりやすいのは恐らくハウンドだろう
だがバイパーを使いこなしている
那須相手では話は別である
貴方『.......出水、そっちはどうだ?』
出水『メガネくんは終わらせた
今は二宮さんと2対1』
水上『お話中悪いんやけど
こっちヘルプ欲しいっすわ』
貴方『んじゃ出水と蔵内先輩は
二宮さん撃退しつつ水上先輩に合流
国近さん、ルートお願いします』
国近『任せて』
暴風の中で那須と向き合った
貴方「終わらそうぜ、那須」
那須「えぇ、そうね」
貴方「グラスホッパー
ハウンド+鉛弾」
那須「変化炸裂弾」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。