第5話

皆さんお揃いでどこまで?
3,413
2021/03/21 04:39
時間は速いもので
俺達は迅の予知で待ち構えていた

前方から太刀川さんを先頭に数人走ってきた
貴方「あれ?遠征部隊だけかと思ってたけど
   三輪隊もいるな」

迅「久しぶり太刀川さん
  みんなお揃いで」
敵対心がある奴は俺達を睨みつけたままだった
貴方「風間さーん
   夜更かしすると身長伸びないよ?」

風間「お前達と話すことなど何もない
   そこを退け」

太刀川「こんな所で待ち構えていたってことは
    俺達の目的も分かってるってことだな」

迅「うちの隊員にちょっかい出しに来たんだろ
  邪魔しないでほしいんだけど」

風間「お前達だけで遠征部隊相手に
   勝てると思っているのか?」
俺が呑気な声で言った
貴方「あぁ、それなんだけどね」

迅「相手をするのは俺達だけじゃない」
険しい顔になった時上から声がした
嵐山「嵐山隊現着した
   忍田本部長の命により玉狛支部に加勢する!」

風間「嵐山.......!?」

三輪「嵐山隊.......!」

嵐山「迅、竜闇遅くなった」

「「ナイスタイミング」」

迅「嵐山隊にあなたがいれば
  正直こっちが勝つよ」

太刀川「ほぅ.......その予知、覆したくなった」
全員が一斉に動きだした

俺達は体勢を整えるために1ヶ所に集まった
貴方「こっちを分断して来るだろうな
   恐らく太刀川さんと風間隊が迅の方に行く」

迅「俺は大丈夫だよ
  あなたは隠れてる狙撃手スナイパー
  片付けてくれる?」

貴方「了解、終わり次第嵐山さんの方に向かう」

嵐山「助かるよ」

貴方「じゃ、始めるとするか」
俺は少し離れた場所で迅の戦いを見ていた

2箇所から狙撃手スナイパーの位置は何となく分かる
貴方(当然のようにバックワーム着てるだろうから
   誰だかわかんねぇんだよな
   ま、俺も着てるけど)

古寺「竜闇先輩!?」

貴方「お、こっちが古寺か
   まぁ逃げるための足は残してやるから
   腕は貰うな」
俺は古寺の両腕を斬り落とし
もう一方に向かった

建物の上を走ってる途中に
俺の方向に狙撃された
貴方(伝達系を狙ってこない
   あえて行動を抑えようとしてるな)

奈良坂「竜闇.......」

貴方「いい狙撃の腕してるな
   古寺同様、腕は貰うぜ」

奈良坂「クッ」

貴方「そうそう、当真さん知らない?」

奈良坂「.......」

貴方「まぁいいか、またな奈良坂」
俺は狙撃手スナイパーを片付け迅に連絡した
貴方『迅、狙撃手スナイパー終わったけど』

迅『サンキュー、そのまま嵐山の方に向かってくれ』

貴方『了解』

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