武富「さぁ、試合も終盤!
実力者が残ってまいりました!」
太刀川「つーかあなた、てぇ抜きすぎなんだよ」
太刀川の発言に武富が驚き目を向ける
観戦するC級も同じ反応だ
武富「手を抜いてるといっても
既に竜闇隊員は両手と片足を
失っているうえに隊員の何名かを
倒していますが.......」
出水「他の隊員だと絶体絶命!ってとこですけど
アイツは物事を遊びとして
考える時がある」
当真「例えば初戦の二宮&影浦隊
あれは自分の陣地に誘い込んで罠にはめる
犬飼みたいな銃撃手じゃなく
射手だから出来たことだしな」
太刀川「自分が有利だと思い込ませる
そして油断したところを叩く
だからわざと自分に不利な状況を作る
アイツの基本スタイルだ」
武富「これからどう動くか見ものですね」
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ここまで来ると流石に全員無傷な訳もなく
かすり傷や一部欠損しているところがある
まぁ、俺から見れば可愛いもんだが.......
貴方「風間さん俺狙いすぎ!
迅とか嵐山さんいるよ?
争奪戦のリベンジだ!」
風間「お前を狙うこともリベンジに入るぞ」
貴方「あーそうだった」
グラスホッパーとスコーピオンを使いながら
壁にもたれかかって応戦していた
貴方(ハウンド使っても
迅のエスクードで防がれるし
スコーピオンを使うにしても片足だけ.......)
「やるしかねーか!
迅!お前ちょっと上にいろ!」
迅「うおっ!」
グラスホッパーを迅に踏ませ上に飛んでる間
その数秒間のうちに2人を倒す
風間さんと嵐山さんの乱闘に無理矢理混ざり
周囲にハウンドを放った
嵐山さんがテレポートすると予測して
視線の先にグラスホッパーで飛び
スコーピオンを振り降ろした
嵐山「グッ!」
貴方「命中!」
《戦闘体 活動限界 嵐山 緊急脱出》
風間「逃がすか!」
貴方「サイナラ〜」
グラスホッパーで距離をとりながら
落ちてくる迅に向けてハウンドを放った
迅「やっぱ面白いよ、あなた」
貴方「そりゃどうもっ!」
《戦闘体 活動限界 迅 緊急脱出》
貴方「さてと〜このまま殺られてくれたりは」
風間「すると思うか?」
貴方「デスヨネ〜」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!