疲れきった華恋のそばにいく。
余裕があるように見えて、実は全くない。好きな人が目の前にいるだけで、いつもの自分ではいられなくなる。
だから、少しかっこつけて言ってみた。
嘘です。ちゃんと言いました。
小声で!\_(・ω・`)ココ重要!
そして、例のコンテストがあるらしい……
でも、疲れ気味の華恋
そう言って、華恋を連れていこうとする。
本当は大丈夫じゃないくせに。
もし俺がこの時に止めていれば……
しばらく時間がたって、あと20分ぐらいでコンテストが始まるという時に
……
俺は嫌な予感がした。
気づいた時には、走っていた……
華恋のいるところまで……
嫌な予感が的中した。
目の前には、横たわった華恋姿がある。
しんどそうにしていた。
そう思いながら華恋の方へ向かう。
俺は華恋をお姫様抱っこをして、急いで保健室まで向かった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。