第3話

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第一部隊は無事、函館に転送され周囲を確認する

どうやら森の中のようで警戒をしながら進む
鯰尾 藤四郎
なんでこんな所に転送されるんだよ
もうちょっと動きやすいところにしてくれよ
鯰尾が言う通り木が生い茂っているため刀を振り回しずらそう
加州 清光
どこから来るかわからないから気をつけれよ
ガサガサ

後ろの茂みから音とともに時間遡行軍が現れた
加州 清光
後ろだ!
加州がいち早く気づき、警戒を呼びかけ、斬りかかろうとした

キーン

刀と刀がぶつかり合い耳に響く
薬研 藤四郎
加州の旦那!
加州 清光
俺は大丈夫!
他にもいるぞ!
言葉通り、周りには7体の時間遡行軍がいた

薬研も鯰尾も直ぐに構えを取り、攻撃を始めた
鯰尾 藤四郎
ハァーッ
キーン
薬研 藤四郎
ヤァッ
キーン

数ではこちらが不利だが、毎日の訓練の成果もあってこちらの方が有利に立っている
加州 清光
これなら行ける!
着々と時間遡行軍を倒していき残り1体まで追い込んだ
加州 清光
これで終わりだー!
グサッ

終わった、誰もがそう思い、安心しているときだった

気を抜いたせいで近づいてくる時間遡行軍に気づかず薬研のすぐ側まで来ていた
加州 清光
薬研!危ない!
薬研 藤四郎
っ!
そう言って薬研を押し、かばおうとて加州が傷を負う
加州 清光
アッ!
鯰尾 藤四郎
加州さん!
加州は傷を負いながらも敵に向かって斬りかかり、倒した
薬研 藤四郎
加州の旦那すまねぇ
薬研は加州の怪我を見ながら申し訳なさそうに言った
加州 清光
気にすんな、大丈夫!
重傷じゃないだけ幸いだ
実際はかなり痛いが心配かけない為にも、あえて大丈夫と言った
鯰尾 藤四郎
これで全部倒したから、早く帰って主さんに手入れしてもらって!
加州 清光
そうだな
鯰尾に促されるまま、第一部隊は本丸へ戻った

いつも通りの見慣れた本丸が見えたと思った時
加州 清光
っ!
誰もが予想をしてなかった

私が第一部隊を見送った時と同じ場所に立っていたからだ

普段無表情の私だったが、この時は加州の怪我を見て少し顔をしかめた

それを見たみんなは少し驚いた
みんな
(表情が…変わった…)
我に返り、加州の怪我を思い出した薬研が…
薬研 藤四郎
大将!加州の旦那が中傷を負ったんだ!
手入れしてやってくれ!
その言葉で2人も我に返った
あなた

分かりました
加州さんこちらです

そう言って私は加州を手入れ部屋へ案内した