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第1話

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西暦2205年

歴史の改変を目論む「歴史修正主義者」によって過去への攻撃が始まった

時の政府は、それを阻止するため「審神者(さにわ)」なる者を各時代へと送り出す

審神者なる者とは、眠っている物の想い、心を目覚めさせ、自ら戦う力を与え、振るわせる、技を持つ者

その技によって生み出された付喪神『刀剣男士』と共に歴史を守るため、審神者なる者は過去へ飛ぶ――











私は審神者になるよう政府に言われた

審神者の中では珍しい女子、そして最年少の17歳

政府機関と本丸を繋ぐ暗くて静かな不思議な空間を1人歩く

しばらく歩くとひとつの光が見え、近づくにつれその光は強く大きくなる

光を抜けるとそこには見慣れない景色、古風あふれる佇いの大きな建物が目に入った

どのくらいの広さなのかと考えていると風が吹き桜の花びらが舞う

花びらが吹いてきた方向に目をやると立派な桜の木がたっているが、私は目もくれず本丸の中へ向かった

外から見た時も思ったが本当に大きく中も広い

政府の人も立派な本丸をくれるのだと内心思った

中を散策しながら周り終わると、長い廊下の奥にある部屋の前で止まる

襖を開けるとそこには刀剣男士を鍛刀されるための道具と資材が用意してあった

審神者になった者達はまず初めに刀剣男士を鍛刀させなければならない

私は静かに座り準備をして自分の霊力を注ぐ

多くの人は霊力を注ぐことによってかなりの体力を消費するが、私はその霊力が多いためそんな心配はない

そして私の前に初期刀が鍛刀される
加州 清光
俺、加州清光
川の下の子、河原の子ってね
加州 清光
扱いにくいが性能はピカイチ、いつでも使いこなせて可愛がってくれて、あと着飾ってくれる人大募集してるよ
加州が紹介するが私は表情一つ変えない
あなた

(あぁー
とうとうこの時が来てしまった)

興味津々で見ている加州とは裏腹に私の気持ちは暗かった

だって私は…
















審神者になんてなりたくなかったから