第14話

14
加州 清光
おっ、おい!
どうした?!
鯰尾 藤四郎
主さん大丈夫?!
薬研 藤四郎
しっかりしろ!
私は突然体が痛み始めてどうすることも出来ず声を上げて叫ぶことしか出来なかった
あなた

あ″あ″あ″あ″あ″あ″あぁぁぁ

私は自身のからだを両手で抱え込むようにして縮こまっている

その様子を見て3人とも動揺し慌てている
鯰尾 藤四郎
薬研!主さんがどうなってるか見てあげてよ
その言葉に反応し私が発狂した原因を調べようとしてくれている
薬研 藤四郎
大将っ、どこか痛むのか?
あなた

だっ…だい、しょうぶ、です

苦痛に顔を歪ませながら必死に言葉を絞り出した

しかし誰も納得の言ってない様子で私を伺う
だって原因はわかってる
あなた

原因、は…わかってます、から

未だに痛みは引かないらしい

内容に気をつけて話したつもりだったけど…

まさかこれも禁句とは

だけど話さないと何も変わらないため、先程の続きを話し始めた
あなた

ある、ひとに刀剣だん…しは″道具″だと教えこまれて、きまっ、した

みんな
?!
内容だけあっておどろきをかくせないでいる

あなた

それ、で…

話さなければいけないことは沢山ある

しかし、栄養不足、睡眠不足という体調不良によって私の体は限界に近かった

そんな状態にさらに追い打ちをかけるように体に激痛を与えれば当然………結果は見えている
バタッ
目の前が真っ暗になり意識を手放した










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主が話している途中で急に倒れてしまった
加州 清光
あっ、主…?!
加州 清光
しっかりしろ、主!!
俺は慌てて主を抱え込み声をかけた

薬研もすぐに近づいて脈を測ったり色々確認していく
薬研 藤四郎
どうやら意識を失ったようだぜ
鯰尾 藤四郎
それは大丈夫なの?!
薬研 藤四郎
分からねぇ
だけどさっきの苦痛はないみたいだから一安心…かな
そうは言うものの主の顔色はさっきより悪くなっている

さらに体に負荷がかかったからだろう
加州 清光
とりあえずどうしたらいい?
薬研 藤四郎
安静にさせとくしかないだろう
大将自身は原因わかってるみたいだから後で聞くしかねぇ
ゆっくりと主を下ろし布団をかける

これしか俺には出来ないから

みんな自分の不甲斐なさを感じ、気まずい雰囲気が流れていた
鯰尾 藤四郎
これからどうします…
加州 清光
俺は主のそばにいる
いつ目が覚めてもいいように…
薬研 藤四郎
それじゃぁ俺っちはご飯の続きを作ってくる
鯰尾 藤四郎
じゃぁ僕もそうします
加州 清光
悪い…全然手伝ってなくて
鯰尾 藤四郎
いいですって
加州さんは主さんのそばにいてあげてください
2人が出ていく姿を目で追いかけた
加州 清光
(ほんとに今日は2人に任せっきりになってしまった)
加州 清光
今度なにかお礼をしないと
そう言ってすぐに主に目線を移すと未だ顔色の悪い状態で横たわっている
加州 清光
何もしてあげられないのは、辛いな…