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第52話

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2021/10/24 15:01





チュンチュン。
微かに響く鳥の囀りが、動くたび擦れて音を鳴らすベットのシーツが。私の耳に刺激をもたらし、意識が段々とハッキリしてきた。
朝なんだ、そう認識した瞬間、目をカッと見開いてガバリと起き上がる。
カーテンの開かれた窓から差す朝日が家の中を照らし、マグカップを手に驚き目を丸くするジャミルくんの姿が見えて、何処か安堵してしまう自分がいた。

"カリムくんの元へ帰らせなきゃ"そう思う自分と"私の側に居て欲しい"そう思う自分が、心の中でずっとすれ違って、交差して、ぶつかり合って。
全て忘れて投げ出してしまいたいのに、そんなの無責任だって怒る自分も居る。
もうどうすれば良いのか分からなくて、ぐしゃりとシーツを握りしめた。
ジャミル・バイパー
ジャミル・バイパー
どう、しました…?
マグカップをテーブルに置き、そっと側に寄って自分の前にしゃがんでくれたジャミルくん。
首を傾げて顔を覗き込みながら、心配そうな目で見てくる彼を見て、小さな吐息が漏れた。

「どうしたら、良い…のかなぁ」

いつの間にか溢れていた言葉は、何処か震えていて、か細くて掠れている。
目の前が滲み、ボタボタと何かが落下していきパジャマを濡らしては、その水滴の暖かさに笑みを零した。
大丈夫ですよ、そう言って優しく微笑んでくれた目の前の少年は、そっと私の頭を撫でる。
まるでダムが決壊したかの様に溢れ続ける涙にとうとう嗚咽を漏らしながら、まるで子供の様な声を上げて泣いてしまった。
優しく頭を撫で続け、そっと頬に手を添えて涙を拭ってくれる優しく頼りになる彼に、私は少し、本音を涙と共に流してしまった。
鏡宵 (なまえ)
鏡宵 あなた
ジャミルくん、は…ツイステッドワンダーランドに、帰り、たい……?
ジャミル・バイパー
ジャミル・バイパー
……いえ、正直言うなら帰りたくないですよ。
あなたさんが許すなら、ずっと此処に居たい。
鏡宵 (なまえ)
鏡宵 あなた
私ね、ジャミルくんに、依存しちゃってるの
鏡宵 (なまえ)
鏡宵 あなた
大切だから、っ離れたく、なくて……
ジャミル・バイパー
ジャミル・バイパー
ふふっ…俺もですよ。
鏡宵 (なまえ)
鏡宵 あなた
でも、カリムくんの元へ、帰さなきゃ……
きっと、絶対、心配…してる……
ジャミル・バイパー
ジャミル・バイパー
…………そんな事、貴女は気にしなくて良い。
俺の事だけ考えてれば良いんだ。
一瞬、ジャミルくんの表情が険しくなった。
禍々しいオーラというか、目のハイライトが消えていた。
驚いてビクッと肩を震わせれば「ごめんなさい、怖がらせましたか?」と眉を下げて謝ってくれた。
大丈夫、と辿々しいながら伝えれば、良かった、と優しく微笑んでくれる。
あぁ、いつものジャミルくんだ。少し安心した。
ジャミル・バイパー
ジャミル・バイパー
…ほら、きっと疲れてるんですよ。
今日はお仕事休んで、ゆっくり眠ってください。
鏡宵 (なまえ)
鏡宵 あなた
う、ん……ごめんね、ジャミルくん…
ジャミル・バイパー
ジャミル・バイパー
謝らないでください。
ほら、瞼を閉じて。……おやすみ、あなたさん。
そんなジャミルくんの声を最後に、泣き疲れた私の意識は朦朧としだし、すぐに眠りに落ちたのだった。








🎼🕌ーーー

ちょっと無理矢理恋愛っぽく持ってってしまったな(((
でも嫉妬心強いジャミルくんが書けたので……てかあなたちゃんの「大切だから離れたくなくて」って台詞のあとの「ふふっ」って笑い、絶対何か企んでる笑みですよ絶対。

言質取ったぜとか思ってんだろな……(((







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