(テヒョン)
テ》「ふあー。」
それはある朝の日。
眩しい光とともに目を開けた。
隣には大好きな彼が寝ている。
起こさないように、ベッドから降りると
腰が痛すぎてなかなかうまく立ち上がれなかった。
その音で起きたのがジョングガがこちらを見てきた。
グ》「大丈夫ですか?」
テ》「大丈夫な訳ないだろ?、」
必死に立ち上がろうとしたら、グガが僕の手を掴み立ち上がらせた。
テ》「あ、ありがと…」
しかし、なぜこんな腰が痛いんだろう…。
と。言いつつベッドを見渡したら、理由が判明した。
白く濡れた後。僕の手の甲に赤いマーク。
くしゃくしゃになったワイシャツ。
脱ぎ捨ての靴下。
はあ。またやってしまった…
と、言ってもこれが初めてではないので
驚いたりはしないが、
うん__。少しグガの顔を見るのが温まりない…。
その異変に気付いたのか、
グ》「?どうしたんですか?」
テ》「いや、別に…」
グ》「何、目逸らすんですか?」
グガがやけに目を合わせてくる。
心臓がいくつあっても足りないよ…。
と思いながら目をそらした。
グ》「っ。」
グガは僕の顎をぐいっとグクの顔に引き寄せられた。
テ》「っ!///。。」
すると、グガの顔が近づいてきた。
反射的にグッと目を瞑ったら、
何も唇に触れなかった。異変に気付き目を開けると、しめしめとグガの悪い顔が見えた。
テ》「っ!!意地悪しないでよ…///。」
今度こそ恥ずかしくて死にそうだ…!。。
恥ずかしくて急いで顔を背けて顔を洗いに行こうとしたら、
グガの手がぐいっと僕の手首を絡めて
顔を近づけてきた。
グ》「意地悪してごめんなさい。怒りましたか?」
テ》「っ!お、怒ってないよ…。///。」
グ》「なら良かったです。」
と言って唇にキスをして来た。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。