13:30ファミレス
会計後
カランカラン…
そう。あなたは髪がショートでよく男の子に間違えられる。それでいて性格も男っぽいからなおさらだ。本人は間違えられても否定せず、相手のいいように受け流す。
ちなみに里美が「ハイスペック」と言ったのは、まあそのままの意味だ。中学校のテスト順位では、常にトップ10に入っていて、高校の入試でもトップ5だったらしい。
勉強ができ、空手を習っていた…
まさかこの後その両方を使う場面が来るとは、2人は夢にも思っていないだろう……
と、2人が悩んでいたその時
悲鳴が聞こえてきた方を見ると、黒いキャップにパーカーを着た男がこちらに走ってきていた。しかもその男は手にナイフを持っている…!
泥棒は叫びながらだんだんとあなた達の方へ近づいてくる。
あなたは周りの人たちが安全な場所に移動したのを確認すると、道のど真ん中に立った。
と、あなたは自信に満ち溢れた声で言った。
やがて泥棒があなたの前に来た。
そう言うとあなたは構えた
あなたの纏うオーラが闘気に変わる
泥棒がナイフをあなたに向けて突っ込んで来た。だがあなたは難なくそれを避け、泥棒の鳩尾に1発殴りを入れた。
だがその泥棒はしつこくあなたに襲いかかる。がしかし、もはやそいつはあなたに触れることすら出来ず、顔面に回し蹴りをくらった。
泥棒はそう言って倒れた。
里美が警察に通報している間、あなたは泥棒が持っていたカバンを手に、悲鳴をあげた女性のもとへと向かった。
と、あなたと里美が会話をしていると、女性が気まずそうに声をかけた
あなたの説明を聞いて、女性はハッと息を呑んだ。
と、女性が考え込んでいると
あなたが顔をのぞき込んできて、あまりの近さに驚いた。
女性が倒れそうになり、あなたは咄嗟に女性の腕と腰を掴んだ。
と、女性は慌てて居住まいを正す。そして真剣な表情になると、こう言い出した。
そう言うと女性はカバンから名刺を取り出した。
と、名刺をあなたと里美に差し出した。
あなたが桐川を鋭く見る
すると桐川は参りましたと言わんばかりにため息をついた
里美は理解出来ていないようだ
桐川は意を決したように手を握りしめ、
続く
(今回は少し長くなってしまったので、ここで切らせて頂きます!次回をお楽しみに!)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!