第16話

第16話 ころんくんの気持ち
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2019/08/17 00:34
私はころんくんの部屋の前にたった
あなた

よし...

あなた

やっぱりダメだぁ...どんな顔して入ればいいの///

さっきからずっとこの調子...
告白された後に会うとか緊張する...
あなた

あー、もういいや!いつも通りに!

そう決心した私はころんくんの部屋のドアを叩く
コンコン
ころん
ころん
はーい
そう言ってころんくんが出てくる
あなた

あ、あの、!ちょっとお話があって...

ころん
ころん
うん、入って
あなた

ありがとう〜!

部屋の中に入る
ころん
ころん
座って、ジュース持ってくる
あなた

うん...

私はふところんくんの後ろ姿を見る
髪が少し濡れてる、きっとお風呂には入ったんだろう
ころん
ころん
はい、オレンジジュースでよかった?
あなた

あ、うん!ありがと

ころん
ころん
ん、話って何?
あなた

そのお腹すいてないって言ったけど、本当はお腹すいてるんじゃないかって作って来たから食べて

私はさっき作ったオムライスを机の上に置いた
ころん
ころん
ありがとう
いただきます
あなた

うん、どうぞ。
あの、何があったの、?なんで一緒にご飯食べなかったの、?

ていねいに手を合わせていただきますをしたころんくんにそう聞いた
よく見ると目の周りが赤く腫れてる気がする...
もしかして
あなた

ころんくん、

ころん
ころん
何?
あなた

泣いてたの?

ころん
ころん
!?別にそんなんじゃなくてあくびしてただけだから!!
嘘だ、ころんくんは嘘をつくときに絶対に目を見ない
でも私はあえて気付かないふりをした
あなた

そっか、疲れてるもんね...
今日はありがと、疲れてるのにごめんね...

そう言って部屋を出ていこうとする私の腕を掴んでころんくんは言った
ころん
ころん
違うから、本当は泣いてた、かっこ悪いから言いたくなかったけど誤解されたくないから...
あなた

...うん

私はもう一度ころんくんの向かい側に座った
ころん
ころん
本当は、あなたのこと守れなくて、自分の大事な子も守れない自分に腹が立って、みんなと一緒に食べれないなって思ったから...心配かけてごめん...
ころんくんは泣きそうな声で、顔でそういった
あなた

ううん、ころんくんは私のこと見つけてくれた、きっところんくんが来なきゃ私、明日の朝まであの教室にひとりぼっちだったよ、だからころんくんが来た時ほんとに嬉しかった、見つけてくれてありがとう( *´˘`*)

私は今までで最高の笑顔を見せて言った。ころんくんは目にたくさんの涙を溜めている
あなた

ころんくん、はい

私は思いっきり腕を広げて言った
あなた

おいで?

ころんくんは最初は恥ずかしそうに嫌がっていたけど、
あなた

ころんくん、人間みんな強いわけじゃないんだよ?みんなを、私を、もっと頼って?ころんくんはひとりじゃないんだよ、ころんくんの全部を私は受け止めるから

そういうと泣きながら飛びついてきた
きっと今まで大変だったんだろうな...
どれくらいたったかわからないけど、気がつくところんくんは私の腕の中で寝息をたてている
あなた

かわい、

幸いなことにベットが近かったから、なんとか1人で運ぶことが出来た
ころん
ころん
スゥースゥー
あなた

おやすみころんくん

そう一言言って、ころんくんの頭を撫でてころんくんの部屋を出た
ー第16話終わりー
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