私はころんくんの部屋の前にたった
さっきからずっとこの調子...
告白された後に会うとか緊張する...
そう決心した私はころんくんの部屋のドアを叩く
コンコン
そう言ってころんくんが出てくる
部屋の中に入る
私はふところんくんの後ろ姿を見る
髪が少し濡れてる、きっとお風呂には入ったんだろう
私はさっき作ったオムライスを机の上に置いた
ていねいに手を合わせていただきますをしたころんくんにそう聞いた
よく見ると目の周りが赤く腫れてる気がする...
もしかして
嘘だ、ころんくんは嘘をつくときに絶対に目を見ない
でも私はあえて気付かないふりをした
そう言って部屋を出ていこうとする私の腕を掴んでころんくんは言った
私はもう一度ころんくんの向かい側に座った
ころんくんは泣きそうな声で、顔でそういった
私は今までで最高の笑顔を見せて言った。ころんくんは目にたくさんの涙を溜めている
私は思いっきり腕を広げて言った
ころんくんは最初は恥ずかしそうに嫌がっていたけど、
そういうと泣きながら飛びついてきた
きっと今まで大変だったんだろうな...
どれくらいたったかわからないけど、気がつくところんくんは私の腕の中で寝息をたてている
幸いなことにベットが近かったから、なんとか1人で運ぶことが出来た
そう一言言って、ころんくんの頭を撫でてころんくんの部屋を出た
ー第16話終わりー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。