そう言って背伸びをするあなたを見て
相変わらずかわいいなと見ていた
すると
あなたは突然ふらついた
俺は誰にも聞き取れないような声がもれた
るぅとが慌てて受け止めてくれた
あなたは大丈夫と言いながら部屋に戻った
そう言ったけど、俺はまっすぐあなたのとこに向かった
やっぱり心配やん?
あなたの部屋の前にたってノックしようとした時
え、
ドアを開けてそう言うと、あなたは驚いた顔をして、俺の方を見た
あなたは明らかに動揺していた
あなたは申し訳なさそうに俯いたままそう言った
リビングに向かう途中あなたは
『このことはみんなには秘密にしててね』
といった
俺ってそんなに頼りないんかな...
俺はあなたを幸せにできてるんかな...
そんな疑問ばかり頭をよぎった
ー終わりー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。