『 ああああ!忘れ物した!取ってくる!! 』
高橋 『 ちょ!着いてく!! 』
『 すぐ戻るから大丈夫!! 』
『 あ、あったよかった〜 』
坂口 『 あなたちゃん、? 』
『 健太郎くん 』
坂口 『 俺のこと避けてるよね? 』
『 いや、そんなことないけど 』
坂口 『 ほんと?ならいいんだけど 』
『 ごめん、帰るね 』
坂口 『 ちょっと待って、やっぱり俺じゃだめ? 』
『 恭平がいるから無理だって 』
坂口 『 恭平くんがいなければいいの? 』
『 ちがっ、うちには今は恭平しかいないから 』
坂口 『 ほんとは廉くんのことまだ好きなんでしょ? 』
『 え? 』
坂口 『 永瀬廉くん。廉くんはまだあなたちゃんのこと好きだよ? 』
『 健太郎くんに何がわかるん? 』
坂口 『 んー、全部、、? 』
『 なわけ無いやんごめん、帰る 』
高橋 『 …あなた、? 』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。