無事に片付けも終わり
実行委員が集まって、反省会が行われる。
じゃあ先生方から一言ずつ、と櫻井先生が言った後に
順番にそれぞれが口を開く
……じゃあ帰っていいよ。
解散の挨拶とともに係員たちがカバンを持って帰路に行く
大野先生が用意してくれた椅子を片付けて
会議している間に帰ろっかなぁ…って思ってたんだけど
はぁ〜……という5人の溜息が
頭の中で木霊する
今あるモヤモヤはそんなことより
目の前にいる貴方の事なんですけど……
ははっ笑
と、先生達の笑い声が聞こえてきて
気を使ってくれたんだなぁ。って少しの優しさに嬉しくなって。
みんなに平等なんだろうな、なんて思いながらも。今だけは、その優越感にひたっていたい。
先生達が私のことを見捨てるまでは。
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先生達は、嫌いになることなんて絶対ないんですけどね〜
それに気づかない主人公ちゃんの思いです。
♡、💬くださると嬉しいです。
見てくれてありがとうございました!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。