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第5話

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 彼は私に気づいて慌ててスマホを裏返した。

私は何も見ていないふりをして、

「おはよう」

と笑う。

「おはよう、はやいね」

いつか耳にした。

あの子が彼のことを気になってるって話。

確か、私たちが付き合い始めたあとだったな。

よかったね、両思いじゃん。

恋人だと思っていたのは、大切だったのは、私の方だけだった。

恋をするのは初めてだから、わからなかったんだよ。

「ねぇ、すき」

私は言うよ。

「うん」

あなたはそれ以外何も返そうとはしないけど。

ばかなふりをするから、もう少しだけ彼女でいさせて。


彼が言う「君がいいから」は「君は都合がいいから」ってことだったんだよね。

鈍くてごめん。

好きになってごめん。