これは前に書いてた短編集にあったのを
アレンジして書きました
恋愛っていうか……日常
松村北斗くんが飼っている犬目線のお話しです
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
3年前・都内某所
ザーーーーーー(雨
犬side
寒いなぁ…お腹空いたな…
ここにダンボールに押し込まれ捨てられてから4日
他の兄弟たちはもう動かなくなっちゃった
多分もう起きない
わたしもそろそろ………眠くなってきた
ザーーーーーーーーー!!
タッ…タッ…タッ…タッ…タッ…(誰かの足音
誰か……来たのかな?
天からのお迎えなのかな……
温かい…優しい手だ
やっぱり…天国から迎えに来てくれたんだね
兄弟やお母さんのところに連れて行ってください…
そこで私の意識は途切れた
_________________
ここはどこ?
天国なのかな?
知らない人の匂いがする
そして隣に知らない人も
寝てる
このお兄さんは誰なんだろう?
お兄さん、起きた
だぁれ?
(北斗が犬を抱き上げる
.
これが北斗くんとの出会いだった
あの日から3年
北斗くんはお仕事忙しいからちょっと寂しいけど
私は今日もこうやって玄関で北斗くんを待つ
ガチャッ
帰ってきた!
おかえり!遅かったね!
北斗くんから色んな匂いがする
そう、私はポチと呼ばれている
飛ばします
あ!やった!名前呼ばれた!
ダッダッダッダッ…バフっ!(全力で走って飛びつく
私も3年ですごく大きくなった
そしてこれから北斗くんと私のお話タイムが始まる
要するに北斗くんが1人喋っているのだ←
ずーっと寝てたよ
って言っても北斗くんには届かないわけで
うーん…
何?
結婚?何それおいしいの?
うん、でもジェシーくんだったらいいよ
抱っこして寝床まで連れて行ってもらった
いつも一緒に寝てるの
ごめんねぇ
これからもずっと一緒にいようね、北斗くん
終
【次】
どうですか?
次回はじゅったんで同じようなことをやります
乞うご期待
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。