あなたside
目が覚めたら…いつも通りの光景が目に入った。
え…あなた…どうやって家に戻ってきたの?
なんで自分の部屋にいるの?
なんで…なんで…
ガチャ
そう不思議に思っていたらドアが開いた。
ともにぃ…ぎこちないの、あなたのせいだよね…?
あなたが…あんなこと…したからだよね?
ほんまに、、ほんまにごめん…
ともにぃ…そんな…無理して笑わないでよ…
あなたが…あなたが悪いんだから…
あなたは、頑張ったと思う…
自分で言うのもあれやねんけど…でもまぁ…思ってることはちゃんと伝えられたから…それでええねん…
ガチャ
どないしよ、、あなたのせいでともにぃ泣かせてしもた、、
でも…お話したいことって絶対昨日のことだよね、、
嫌だな、、みんなにバレちゃうよ、、
でも…はやくした降りんとあかんよな…
もうええや、、
みんなならわかってくれるって信じとるから…
早く着替えて下降りよ、、
着替えて下に降りたらもうみんなテーブルに座ってあなたのこと待っとった…
あかん、、待たせてしもたな、、
そう思っとったら淳太くんが、
ちょっと…怒った感じだったから、
ぎこちなくなっちゃった…
でも…みんなに迷惑かけたことには変わりないから怒っても当然だよね、、
ごめんね…みんな…
こんなあなたで…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!