先生「……ッ!!あなたちゃんッ!!」
『……んん 、せ …せんせ 、?』
先生「…起きたのねッ?!良かった、、」
『……私、あの…琉生は? 』
先生「…………________」
「……………琉生はね…先程亡くなったわ」
『……………え ?』
先生「……これ 、鏡みて、?」
『………________え、
………………片目の色が違う 。』
先生「実はね 、琉生君あの後1度だけ
目を覚ましたのよ 。貴方の安否確認するみたいに 、、、意識はあるって言ったら 。
凄く嬉しそうな顔してたわッ………」
『…………………なんでッ 、』
『…私 、琉生にあんなに酷い事言ったのに
あんたなんか弟じゃない って大嫌いって。
沢山傷付けたのに 、……なんで !、』
先生「きっと琉生くんはあなたちゃんが大好きだったのよ 。ずっとお姉ちゃんなのよ 。」
(両親が変わる前女の子の時はあなたです ☺︎)
先生「……あなたちゃんのその片目 。
実は琉生くんのを移植したものよ 。
琉生くんが起きて 、あなたちゃんの
片目が無いことを知ってショック受けてた
『あんなに綺麗な目なのにって』言ってね、
そしたら亡くなる直前に
『俺の目を移植してくれ』って 。
こんな事言って 、追い詰める気は無いけど
琉生くんは誰より貴方を愛してたはずよ。」
『…………ッッ 、………クッ…あああ!!!』
先生「落ち着いて 、?そう言えば
あの男達は捕まって今は審議裁判中よ 。」
『………えっ、まだ生きてるの…?』
許せない……琉生を殺しておいて………
私の唯一の家族を弟を最愛の人を
私から奪い去って置いて 。
絶対に生かす訳にはいかない 。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。