涼介と二人きりの帰り道
いつもだったら裕翔君もいるから話が弾むんだけど … 二人きりになっちゃうと気まずいんだよね~
涼介:なぁ 、
あなた:うわぁっ!な、なに?!
突然涼介が話しかけてきたから変な声がでてしまった
涼介:そんなに驚かなくたっていいだろ(笑)
あなた:ごめん、ごめん(笑)で、なに?
涼介:あなたってさ … 好きな人とかいんの?
あなた:…え?//……な、なんでいきなりそんなこと…
涼介:いや、… なんとなくだけどあなた、裕翔のこと好きなのかなって …
え?なんでわかってんだ?!
私そんなにわかりやすいのか?!
あなた:あぁ~…まぁ~…//好きっていうか?気になってるって言うか?//あはは(笑)
涼介:笑って誤魔化すなよ、好きなんだろどーせ
あなた:な、なんでわかったのさ//
涼介:小さい頃からずっと、あなたしか見てねぇーから、それぐらいわかるわ ばか
あなた:なんでいきなりばかっていうのさ!
涼介:俺の気持ちに気づかねぇーばかだろ … (小声
あなた:え?なんか言った?
涼介:べつに、
涼介なんか怒ってる?
私なんか言ったっけ ?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。